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第24話 脳筋野郎ども

 今回はサオリ視点です。

 わたしはサオリ。頭良し、顔良し、腕良しの三拍子そろった。美少女戦士よ。


 わたしたちはゴブリン淘汰に来たんだけど、リオのバカが興奮してなんか叫んでるわ。弱いゴブリンを何匹か倒しただけなのにね。調子に乗ってケガしないと良いけど。


 しばらく歩いたら、広場につながれた少女がいたわ。こういうのって何か罠がはってあるのが定番よね。慎重に近づかないと。て、リオの脳筋野郎が飛び出していったわ。アメリがなんか叫んだけど、手遅れで落ちてしまった。


 しまった、リオに気を取られて、後ろの警戒を怠ったわ。わたしの足に激痛が走った。あわてて後ろを振り向くと弓使いやら魔法使いやらがずらりと揃っているじゃない。


「やばい。」


 咄嗟にアメリをつかんで広場の隅にワープした。間一髪で無数の矢と魔法を避けれた。でも、矢に毒が塗ってあったみたい。体がしびれる。


「キアリー。」


 アメリの解毒魔法で何とか助かったみたいだけど、体のしびれがとれないわ。どうしよう。



「サオリ。つらい所、すまないけど、ワープであの子とリオを助け出して、この洞穴から遠い所に逃げて。」


「え?アメリはどうするの?」


「わたしは大丈夫よ。近づいてきたわ。早く。」


 戦えそうにもないし、ここはアメリの言う通りにするしかないか、でも、アメリは一人でどうする気かしら。


 わたしは言われた通り、穴の底でのびていたリオと、杭につながれた少女をワープで近づいて助け出すと洞穴の外にワープで連れ出した。


 わたし達がワープで外に出るやいなや、すごい轟音と共に光線のような物が出て、山に大穴が開いたわ。


「ば、ばか。この脳筋野郎。ワープ。」


 わたしは咄嗟にワープを唱えた。




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