表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/13

4月 入学式8

「………」

 予想以上に長かった入学式を終え、とりあえずあくびをつく卍里。どこからか取り出したのかキャンディーをくわえている。

 周りは彼女が通るたびにがやがやと騒ぎだす。おおよそ今朝のヘリ騒動だと思われる。

 卍里はそんなことを気にも留めず上の空で歩いていた。


 が、そこにもうダッシュで向かってくる男が一人。


「ばぁーーんっっりちゃぁあーーーーーんっ」

「琴吹…」

 後ろから重い衝撃。いきなりだきつかれて倒れそうなのをなんとかこらえながら問う。

「…琴吹……重いの…どいて」

「えーそんなこと言わない言わなぁーいっっ、ちゃんとお話あってきたんだしさあ」

「お話…?」

 いぶかしげに卍里は繰り返す。そうそう、と笑う彼を見て怪しく感じる卍里。なぜならいつも琴吹円のお話というのはだいたいどうでもいいことにかぎっているから。ゲーセンとか、昨日のご飯とか、卍里とか、卍里とか……。

「なんか考えてること予想つくけどさー今回はちげえよ??」

 円は今にも逃げ出しそうな卍里の両肩をがしっっとつかまえて言う。

「オレさー生徒会入ってるんだけどさー、卍里ちゃんも入んない?」

「…それはさっき生徒会長のまこっておんなのこが行ってたや「入るっしょ?入るよね?よし、OK!放課後生徒会室で待ってるねーっばいばい卍里ちゃーんっっっ」あ…琴ぶ………行っちゃった」

 有無も言わさず一気に円はまくし立てた後疾風のごとく廊下をかけていった。


「…………せーとかい…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ