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0008-ゴブリンハント

短めです

俺は今、新武器である狼の短剣の試し斬りのためにゴブリンの村がある森に来ている。


「まずは試し切りがしたいので集団は避けて、孤立しているゴブリンを狙います!」


草むらに隠れながらゴブリンを探す。


「どうせ不意打ちで1匹は倒すから2匹でもいいか?」


手頃な数のゴブリンを5分ほど探し、見つけたのは4匹のゴブリン。


「固まってるなぁ、流石に4匹はきついぞ」


[なんか音立てて注意をひけばいける」

[普通にさっきは倒してたやん」


「さっきのゴブリンたちは他のプレイヤーと戦って消耗してたけど今度はちがうからさ」


とりあえず様子見して、不意打ちで気づかれずに倒せそうなら倒すことにしよう。


「しばらくは様子見!雑談でもしよ」


[じゃあその喋り方どうにかしてもらて]

[ステータスポイントはなんでつかわないの?]

[どんなビルド目指してんの?]


おぉ、結構色々話題出してくれるなぁ、この前までは雑談すら満足にできなかったのに。


「喋り方は一旦置いといて、ステータスポイント使わないのはいつかこのステータスが足りない!ってなった時に使うため、ビルドは特に考えてないけど、このままだと物理攻撃メインになりそうかな?


[いや、置いとくなよ]

[喋り方重要だろ]

[なんか、喋り方がおっさんっぽくて嫌だわ]


「普通に答えたのに…ひどい言われようだ」


そんなに喋り方おっさんっぽいかな?俺一応23なんだけど…


「じゃあどんな喋り方にすればいいわけ?意見出してくれよ」


[語尾にのじゃってつけよう]

[もっと幼女っぽく喋ってくれ]

[お嬢様っぽくいこう]

[敬語はなんか嫌だわ、おっさんっぽい]


「見た目に喋り方合わせろってことか…しかし全部合わせると語尾がのじゃのお嬢様って…流石に成人男性がそれやるのきつい気が…」


俺の視聴者はロリコンしかいないのか?流石に属性詰め込みすぎだろ。


[やってるほうかキツイかもしれないが見てるぶんには面白いから]

[見た目に合わせてこうぜ]

[きつい、きつくないじゃなくてやるんだよ!]


「せめてどれか一個!全部やるとカオスだから!」


この流れはやるしかないだろう、せめて一つで許してくれぇ…。


[じゃあルーレットだな]

[一回整理しよ]


「えーと?語尾がのじゃと、お嬢様口調、あと幼女っぽく?結局どれもあまり変わらない気がする…」


[一つにするんだからちゃんとやりきれよ!]

[覚悟決めろ!]


仕方ない、覚悟を決めることにしよう。


「っとゴブリン動いた、悪いけどルーレットはゴブリン倒してからで!」


ルーレットの準備をしていたらゴブリンが動いた!森の奥、多分村に向かってるっぽい、一番後ろと前が少し離れている。


「一番後ろ倒せるぞこれ!」


[いいところだったのに…]

[ゴブリンなんてサクッと倒しちゃえ]


こっそりと一番後ろのゴブリンに近づいて……


「せいっ!」


首筋に一閃!AGIの効果なのかさっきよりも振りが速くなっている気がする。


俺の短剣はしっかりとゴブリンの首を切り裂いていた、今の一撃でゴブリンは死んだらしく、声も出さずに消えた。


「まずは1匹、もう1匹やれたらもう正面から行っちゃおう」


[一撃!]

[動きが暗殺者のそれで草]


次のゴブリンさえ倒せば残り2匹となり正面からでも倒せる気がするのでもう潜伏はせずに大胆に行くことにした。


「もうバレてもいいや、そーい」


前3匹のところまで走り、最後尾のゴブリンを蹴り倒す、こちらを向いた2番目のゴブリンを短剣で切り裂き、さっき地面に倒したゴブリンの首にもう一度蹴りを入れてトドメを刺しておく。


「これで残りは1匹!正面からでも倒せるわ」


[普通に一瞬で2匹やったよね]

[流れるようにトドメを刺していくぅ!]


「さぁ、かかってこい」


まずはゴブリンとの距離を測る、相手は剣を持っている、距離感を誤れば普通に切られかねない。


「まずは一撃避けてからだな」


相手の方がリーチが長いのでまずは最初の一撃をスキル、クイックステップで避け、間合いに入り込もうと思う。


ゴブリンに近づいていく、あと多分3歩でゴブリンの間合いに入る、後二歩…一歩……ここ!


「クイックステップ!」


スキルを使い、華麗に攻撃を避ける、相手の間合いに完全に入った、ゴブリンが振り切った剣を切り替えしてくるよりも、俺の振りの方が速い!


「ふっ!」


俺の攻撃は狙い通りゴブリンの喉に突き刺さる、そして一撃で倒せたらしくいつものウィンドウがでてきた。


ゴブリン を4匹倒した!

獲得経験値24

獲得ゴールド190

素材ゴブリンの小角×3 ゴブリン剣×2


レベルアップ!

ステータスポイント10獲得


トマ  Lv4

経験値 13/80

所持金 420ゴールド

ステータスポイント30


HP 81/81

MP 29/34

STR 187+5

INT 3

VIT 49

MGR 69

AGI 94+20

DEX 21

LUK 33


レベルも上がったようだ。


「一気に必要経験値増えたなぁ、サクサク上がるのは初めだけかも」


おれが今回の経験値などを確認していると…


[そんなことはどうでもいいからルーレット!]

[はよはよ]

[ルーレットは?]


どうやら速くルーレットを回して欲しいらしい。


「はいはい、今やるから…」


ルーレットは1〜3

1 語尾がのじゃ

2 お嬢様口調

3 幼女口調


「ルーレット、スタート!」


ボタンを押すと回り出すルーレット、一体どれになるのか…


「止まったのはぁ〜、一番!語尾のじゃに決まりました〜」


[のじゃつけろよ]

[のじゃをつけろよ、デコ助やろう!」


「はい…のじゃ」


ルーレットはガチで回しました。

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