0041-休憩と再挑戦
俺はハイエナ達と戦って消耗したので一度第二の街まで戻って来ていた。
「疲れたのじゃ」
この街にも宿はあるみたいなので、お金を払ってHP、MPを回復させることにした。
普通に疲れたので、ゆっくりと休むたい、なので10分で全回復はするが、20分休んでいくことに。
「ソロだと長い間戦ってられないのじゃ」
1人だと数的不利になりやすいし、サポートとかないし、やっぱ厳しいな。
[仲間とかいないわけ?]
[誰かリア友とかいないの?]
「普通にぼっちだし、こっちが配信してると普通の人と組むのは難しい気がするのじゃ」
そう、俺が配信している都合上、仲間はできれば配信者の方とかがいいんだけど、俺みたいな底辺と一緒にゲームしてくれる人なんていないんだよね。
「敵はどんどん強くなってるし、こっちも強くならないとまずいのじゃ」
今回は単体の強さだけじゃなく、数で来た、でも次は?もしかしたら魔法とかスキルとか使い始めるかもしれない。
「やっぱレベル上げ?」
結局ステータスを上げまくってゴリ押すしかないのかなぁ…
[NPC仲間にすれば?]
[友達作れよ]
「え?NPCって仲間にできるの?」
雑談してたら思いがけない情報を聞いてしまった。
「どうやって?」
[ユニーククエストで仲間にしてた]
[ユニーク関連じゃなかったっけ]
ユニーククエスト?初耳なんだが…
「ユニーククエストってなんなのじゃ?」
わかんないので聞いてみよう。
[1人しか受けられない特別なクエストのこと]
[特別なクエスト]
「じゃあダメじゃん…」
1人しか受けられなくて、それでNPCを仲間にしたならもう俺は受けられないやん、
[新しいユニーククエスト探せば?]
[今見つかってるのは5個だけだし]
「1000人いて5個だけ?探すのは時間の無駄な気がするのじゃ」
1000人もいればユニーククエストばっかり探している人もいるだろうに5個しか見つかってないんだろ?見つけられたらラッキーって感じだと思うんだけど…
「ちなみにみんなは強いボスの場所とか知ってる?」
ユニーククエストとか知らなかったし、他にも使えそうな情報教えてくれないか聞いてみる。
[ダンジョンのボス]
[ユニークボス]
「またユニーク?どうせ1回しか倒せないとかそんななのじゃろ?」
[いや?いるかは知らん]
[そんな情報ないぞ]
「おい、適当に言うなや」
危ねぇ、危うく騙されるところだったぜ。
「でもいそうではあるよね、ユニークボス」
今の所見つかってないとか、名前は違うとかあるかもしれないけど、特別なボスとかは普通にいそうな気がする。
そんな感じの雑談をしながら20分間休みMPとHPを全回復した。
「さて、たっぷり休んだしもう一度サバンナ行くのじゃ」
[またハイエナと戦うの?]
[まだ行くのか]
「いや、次はハイエナ見つけたら即撤退するのじゃ」
遠目から見て、ハイエナっぽかったらすぐに逃げる、それ以外なら戦う。
「じゃあ出発なのじゃ」
俺はもう一度サバンナに向かって歩き出した。
「そういえば、虎って絶滅危惧種らしいけど、倒していいのかな」
[それがダメなら人殺しも駄目やろ]
[種類違うんじゃない?知らんけど]
「てか、もはやサバンナに関しては普通のサバンナだよね」
魔法とか、モンスターとかいるわけじゃないし、どこからどう見てもただのサバンナだ。
「あと、雑魚が弱いから戦いが楽しくないのじゃ」
限界ギリギリの戦いの方が楽しいけど、タイガーはそんなに強くないし、ハイエナは多いだけだし、少し弱すぎる気がしてならない。
[お前が強いんだよ]
[戦闘狂みたいなこと言うなよ]
そんな感じで歩くこと数分、再びサバンナに到着した。
「てか、木の下を通らなければタイガーとも戦わなくてもいいよね?」
このエリア、頑張れば一切雑魚と戦わずにボスエリアまで行けるのでは?
「試しにやってみるのじゃ」
流石にそんな簡単なエリアがあるわけないが、気になったのでやってみた。
木の下には近づかないようにして、遠くに生物の影が見えたら迂回して…そんな感じで奥に進んでいくと………
「なんか、ボスがいそうな所に着いちゃったのじゃ」
なんかちょっとした岩山?的なところに着いてしまった。
「このエリア、欠陥では?」
[でも戦わないと強くならないじゃん]
[弱くてもいいなら先へ進んでいいよって感じ?]
まぁそうか、戦わなくても先には行けるけど弱いまま進んでもボスに負けるし、戦いたい分戦えると考えたらいいのかな?
「え…どうする、ボスと戦ってみる?」
ここまで来たし、戦ってみてもいい気がする。
[ちょこっと見てみれば?]
[負けそうだったら逃げればいいじゃん]
みんなも賛成かな?じゃあちょっとだけ見てみようかなぁ〜
俺は岩山を登って行ってみる。
「お、頂上なのじゃ」
岩山に敵はいなくて、簡単に頂上まで登れた、そして頂上は広場になっているみたいだった。
頂上の広場をのぞいてみれば、そこには真っ赤なライオンが居た。
「なんか、強そうなのじゃ」
鑑定結果は
炎獅子Lv24
HP600/600
あー、絶対火魔法とか使うだろこいつ。
「属性付きのボス、何気に初めてかも?」
今までのボスは名前で属性が分かるようなボスはいなかった、名前に付くぐらいだし絶対使ってくるよね?
「やっぱ、辞めとこうかな…」
普通に燃やされて死にそうなので帰ろうかな…
[え?ここまで来て?]
[ビビってんの?それともチキってるの?]
「だってみるからに強そうなのじゃ」
まじで王者の風格てきなの出てるよあれ。
[こう言うときこそルーレットだろ?]
[戦えー!]
「ルーレットォ?確かに最近使ってないのじゃ」
ルーレット、この見た目この喋り方、かのステータス配分、このスキルになった元凶の憎きアイツか…
「みんなはどう思うのじゃ?」
[黙って行けよ]
[ルーレットは甘えだろ]
酷い、ルーレットすら許してくれないのかよ…
「そこまで言うなら行ってやるのじゃ、でももし負けたら行けって言った奴ら許さないのじゃ」
俺は覚悟を決めて、炎獅子に挑むことにした。
「最悪ステータスポイント50あるし、全部AGIに振って逃げるのじゃ」
[頑張れー]
[逃げに全力すぎて草]
俺は炎獅子のいる頂上の広場へと脚を踏み入れた。




