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0036-地下墳墓

すみません、投稿が遅れてしまいました

俺は今少年と街の外に来ていた。


「まだ?」


「もうちょっとだよ」


街の外れとか言ってたけど、もうだいぶ街から離れてるんだけど…


最初来た巨大樹の森とは違う方角に向かって行っている、これもしかしなくても第三エリアに入っちゃうかな?


街をでてから歩くこと数分、墓地らしきものが見えてきた。


「思ってたより大きい墓地なのじゃ」


俺の中で想像していたのは小さなお墓がいくつかあるようなものだったが、お墓は何百個もあるし、真ん中には大きな石造りの建物もある。


「あの建物の中だよ!」


「えぇ、地下墳墓ってやつ?」


見た感じ石でできた大きめのお墓なんだけど、それだけなわけがないし、多分地下とかに続いているんだろう。


[秘密基地みたいだな]

[絶対アンデットとかいるでしょ]


「うわぁ…」


俺はお化けとか苦手なのだ、普通に怖い。


「じゃあお姉ちゃんあとはよろしくね」


そう言って止まる少年。


「え?一緒に行かないの?」


「僕は戦えないんだから行くわけないじゃん」


「途中まで来てくれたりは?」


「しないよ?お姉ちゃんなら一人で平気でしょ」


「うん……」


終わった…普通にこのクエスト受けたこと後悔し始めてるレベルだ。


[怖いの?]

[ビビってるんか?]


「び、びびってねーし」


俺は視聴者に急かされ、ゆっくり建物の中に入っていく。


建物の中には地下への階段があったので、俺は恐る恐る降っていく。


「あれ?中は結構明るいや」


お墓だし、真っ暗かと思っていたけど、普通に灯りはあるし、あんまり怖くないかも。


「はっはっは、これなら楽勝なのじゃ」


その時、下から物音がした。


「ギャァァァァァ」


俺は悲鳴を上げながら建物の外に走って逃げる。


「あれ?お姉ちゃん何してるの?」


少年の視線が痛い……


[めちゃくちゃびびってるやん]

[ギャーだってw]


灯りがあっても怖いものは怖い。


「やっぱ無理、すまんな少年」


俺はその場を立ち去ろうとするが、少年は必死に俺を呼び止める。


「ちょ!?待ってよお姉ちゃん、僕の友達を助けて!」


「無理無理無理ッ!普通に怖いってぇぇ」


[普通に逃げようとするやん]

[情けなさすぎて笑う]


一回やってみたらわかる、地下墳墓の中に一人で突入とか怖すぎて死ぬ。


「一人じゃ無理ぃ!せめてもう一人居ないと無理!」


だが残念ながら、俺にプレイヤーの知り合いは居ない。


「ひどいよ!さっきの任せとけってのは嘘だったの?」


「うん、嘘だったのじゃ」


[クッソww]

[もはや清々しいまでのクズw]


あんな暗くて怖い場所って知ってたら任せろなんて言わなかったし。


「じゃあいいよ!僕一人で行くから!」


「あ、ちょっと待てって、危ないから!」


そんな俺の忠告を無視して少年は1人地下墳墓の中へ入っていく。


「どうしよ…」


いや待てよ?少年がいれば一人じゃないし、後ろついて行ってみるか。


「やっぱり前言撤回、少年を追いかけるのじゃ」


怖い理由として、1人だからと言うことがある、別に1人じゃなければ入れないわけではないのだ。


「さらに、ピンチのところを助けることでやっぱりお姉ちゃん最高!みたいになるかもだし」


よし、ついてこ。


俺は少年にバレないように後ろからこっそりと着いていくことにした。


「しかし、どうしたらこんな怖いところを一人で進めるのじゃ」


少年は薄暗い墓地の中をどんどん進んでいく。


そして、しばらく少年についていくと、なんだが周りの雰囲気が変わってきた。


最初の方は整備されていない古びたお墓って感じだったけど、今は定期的に清掃されているのか、綺麗で明るい感じだ。


「これならもう怖くないかも」


そんなことを考えていると、前から声が聞こえた。


「離せよっ!」


「おいガキ、どこから入ってきやがった!」


「あ、捕まっちゃった…」


見てみれば少年が変な服を着た奴らに担がれて運ばれていかれるのが見えた。


「あれ追いかけたら攫われたって言う他の子もいるかな?ちょっと泳がせてみるのじゃ」


多分人を捕まえておくとしても同じところに捕まえとくよね?


「追いかけてみるのじゃ」


俺はバレないように後ろからこっそり追いかけてみる。


しばらく後をつけてみると、大きな部屋の上を通る通路に出た、下の部屋を見てみると、部屋の真ん中には変な魔法陣みたいなものが書いてある。


「おぉ、かっこよ」


少年を担いでいる奴らはこの通路を通りさらに奥へと進んでいく。


[召喚陣?かっこいいな]

[急にファンタジーっぼいな]


魔法陣がある空間からさらに奥に進むこと数分、牢屋がある部屋についた。


「大人しくしとけ!」


そう言って少年は牢屋の中に投げ込まれる、そして鍵を閉めこちらに向かってくる。


「あ、やべこっち来る!」


そりゃそうだ、道はここしかないし、こっちに来るのは当たり前だ。


「やるしかないか?」


見た感じ人数は3人、武器はベルトにあって手に持ってはいない。


[不意打ちしかない]

[やれ!やるしかない]


俺はスパスパ君を手に持ち、スキルを発動させる。


「バックスタブ!」


通路から飛び出し、一番前にあるやつの首にスパスパ君を突き立てる。


「なっ!」


後ろの奴らが慌てたように腰から武器を取り出すが、遅すぎる。


そのまま残る2人の首にもスパスパ君を突き立てて仕留める。


「お姉ちゃん!きてくれたんだね!」


牢屋の中で少年が興奮したように言っている。


「あぁ、任せとけって言ったじゃろ?」


[えぇ?]

[泳がせてみようとか言ってたやん…]


「今開けてやるからそこどくのじゃ」


俺はメイスで牢屋の鍵を破壊する。


改めて牢屋の中を見てみると、子供が少年の他に2人いた。


この人数連れてバレないように逃げ出すのはキツくないか?


と、ここで牢屋の中にいた少女が言った。


「お姉ちゃん!あーちゃんが連れてかれちゃったの!」


「え?」


あーちゃん?もしかしてもう1人子供がいたのか!?


「どこに連れてかれたんだ!」


「わかんない、けど召喚がどうとかいってた…」


あー、これはまずいか?


「そこで待ってて、すぐ迎えに来るッ!」


俺はさっきの魔法陣がある空間に走り出した。


「絶対あそこやん…急げぇ!」


くっそ、間に合ってくれよ?


俺は全力で先ほどの場所まで戻る、するとさっきの場所から何かの詠唱が聞こえてきた。


「ヤベェ!絶対召喚しようとしてるぅ!」


俺はさらにギアを上げて走る、そして通路から飛び降りた。


下に何人いるかわからないが、子供を救わなくては、クエストが失敗してしまう!


「待ちやがれ!」


上から飛び降りる時に、部屋の中に何人いるか数えてみたが、何かを唱えてる奴が1人、魔法陣を囲んでいるのが黒ローブが5人、魔法陣の中に子供が1人。


そして魔法陣が赤く光っている。


俺は詠唱してるやつの前に着地し、そのままスパスパ君を振るう。


「その召喚止めさせてもらうぜ!」


だが、ここで予想外のことが起きる、詠唱してたやつを倒したはずなのに、魔法陣の光が止まらないのだ。


「クッソ、なぜ止まらん!?」


「ははは、貴様が何者か知らんがもう無駄だ、陣は既に完成した!後は生贄を捧げれば悪魔様が降臨なさる!」


ギリギリ間に合わなかったようだ、だが大丈夫。


「なるほど、だが生贄がその子供である必要はないよな?」


「どう言うことだ!」


「こーゆーことだよ」


俺は周りの黒ローブに襲いかかった。


まずは目の前の奴の首をスパスパ君で刎ね、次に隣のやつの喉目掛けて投擲、メイスに持ち替え他のローブの頭を粉砕、スパスパ君を回収しつつ次はメイスを投擲、全員の急所を狙い一撃で仕留めていく。


「これで、ラストォ!」


そして、最後の黒ローブを仕留め、子供を魔法陣の上から運び出した時、魔法陣の赤い光がさらに光っていく。


「これ、まずいか…」


俺はとりあえず、子供を避難させることにして、隅に子供を寝かせておく。


「さて、悪魔ってどんなのがでてくるのかね?」


そして、悪魔に備えて、スパスパ君を構えて待つこと数秒、魔法陣から赤い閃光が走り、次の瞬間には上に何かが出現していた。


鑑定してみた結果が


レッサーデビルLv21

HP 300/300


「レッサーデビルねぇ?」


俺はてっきりソロモンの悪魔とか出てくると思っていたが、流石に序盤でそんな強そうな奴は出てこないらしい。


レッサーデビルは真っ黒なゴブリンに小さな羽が生えたみたいな見た目をしている。


「さて、こいつを倒して、サクッとクエストを終わらせるとしますかね」

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