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0003-チュートリアル

周りの木にわかりやすく矢印を書いてくれているので、その目印に沿って進むこと数分、焚き火が置いてありテントも張ってある、広場に着いた。


「テント、これは探索しろってことだな」


とりあえず中を見てみると中には大きな箱が一つ置いてあった。


「中は何かなぁ?、オープン!」


中には魔法使いっぽいローブと短剣、杖が入っていた、ちなみにサイズはしっかり小さめだ。


「そしたらこいつを?どうすれば良いんだ」


箱の中のものを手に取るとまたウィンドウが出てきた、「インベントリと言えば手に持っているアイテムは収納できます、またアイテムを取り出す際にはインベントリウィンドウから操作できます、装備を変える時にもインベントリから操作してください」


「ふむふむ、インベントリ!」


そう言えば手に持っていたアイテムが消えた、そして同時にウィンドウも表示された。


「半透明だから視界を塞ぐってことはなさそうかな。とりあえずローブと武器を装備しておくか、って杖と短剣は同時に持てないのか、とりあえず短剣は腰に装備しといて杖を持っとくかな」


インベントリでは色々装備を付け替えできるみたいだが思ったよりも装備欄が多いみたいだ、とりあえず短剣をベルトに、杖は手に装備した。


「これで次は?やっぱスキルかな?」


[これ魔法スキル二個選んでたら武器なし?]

[ローブは固定かな?]

[魔女帽子ないのか…]


またしばらく矢印に沿って歩いているとカカシを見つけた、そしてウィンドウも出てきた、

「杖術の初期スキルはマインドブレイク、ですMP5を消費して対象のMGRを10%低下させられます。」

「短剣術の初期スキルはクイックステップ、ですMP5を消費して0.1秒の回避時間を自身に付与できます」


「これ、別に攻撃スキルとか言うわけではないみたい、しかも杖術役に立たないし、回避時間ってなんだよ…」


[杖術のスキル強そうなのに攻撃技じゃないんだ]

[短剣術は謎だな]


「これは短剣メインかなぁ、入れ替えとこ」


どうやらベルトにある武器は手持ちとインベントリを開かなくても交換できるみたいだ、これは便利。


「次は攻撃力の確認だな、それ!」


カカシに短剣を振り下ろす!さらに連続攻撃!


197ダメージ!

182ダメージ!

176ダメージ!

163ダメージ!


何回か攻撃するとまたウィンドウが出てきた、

「攻撃力はSTR+武器攻撃力-VITが基本計算ですが、連続で攻撃するとだんだん攻撃力が下がっていきます」


「でも、これが高いのか低いのかよくわかんないな」


[もしかしたら魔法だともっとダメージ高いとかありそう]

[魔法使いで近接戦闘これは高いのでは?知らんけど]


「やっぱカカシじゃわかんないよなぁ、まあこの調子だとそろそろモンスターとか出てくると思うけど」


そして歩くこと数分、急にウィンドウが出てきた、

「モンスターは音や目視で確認できますが、もし確認できなかった場合不意打ちもあり得ます、なのでこれから先は用心してお進みください」


「これはつまり、ここからはいつモンスターが出てきてもおかしくないってことだよね?」


[不意打ちとかあるのか…リアルだな]

[人と話してたら気づかなそう]


「どんなモンスターが出てくるか楽しみだなぁ」


そんな警告が出てから数分、特に戦闘もなくまったり話しながら歩いていると左前方から草が揺れる音がした。


「いやぁそれで最近困って、ってなんか聞こえた!今絶対なんか聞こえた!」


[壁薄いと大変だなぁ]

[隣人戦争起きるのか?]

[って音!]

[なんか聞こえた!前前]


いったん家の壁が薄い話は終わりにして前を警戒する、するとしげみから何かが飛び出してきた!


「狼?最初のモンスターは狼か、まぁモンスターってより野生動物よりだな」


見た目はいつだか博物館で見たニホンオオカミそっくり、サイズは大型犬くらい、こちらをじっと見ている。


「初戦闘だしな、慎重にいこう」


俺は短剣を構えてジリジリと狼に近づいていく、そして距離が10メートルぐらいになった時、狼は走り出した!そして俺に飛びかかってくる。


「速いッ!クイックステップッ!」


俺は効果もよくわからないスキルをとりあえず使ってみた、するとなんか一瞬だけ狼がスローモーションになり、サッと回避することができた。


「これすげぇ!ゼ◯ダのジャスト回避みたいだ!」


[避けたぁぁ!]

[狼速ぇぇ]


俺は狼の攻撃をギリギリで避けた為目の前に狼がいる、なので攻撃してみることにした。


「喰らえ!ただの斬撃ぃ!」


165ダメージ!


「お?なんかだいぶ手応え感じたぞ」


狼をよくみると今の一撃がだいぶ効いているらしく少し動きが鈍っている気がする、それに血も流している。


「これは勝ったな、トドメだ!」


俺は勝ちを確信して狼に向かって全力で走り、最後の一撃を喰らわせようとした瞬間!狼は大きく鳴いた。


「ワオォォォォン!」


が、特に何も起こらず俺の短剣は狼に突き刺さった。


38ダメージ!


狼 を倒した!

獲得経験値5

獲得ゴールド30

素材、無し


狼を倒すと色々書かれたウィンドウと説明が出てきた、「経験値は一定値貯まるとレベルアップします、また今回の戦闘でスキルの熟練度も上がっています、スキルの熟練度が一定値まで貯まると、レベルアップもしくは強化を選択できます」


「最後の咆哮はなんだったんだろ…謎だ」


[魔法高いが近接で二発か…]

[狼弱い?]

[レベルアップって何経験値必要なの?]


「経験値はステータスで確認できるのかな?」


トマ  Lv1

経験値 5/20

所持金30ゴールド


HP 81/81

MP 29/34

STR 187

INT 3

VIT 49

MGR 69

AGI 94

DEX 21

LUK 33


「クイックステップの分MP減ってるけど5だけだしスキルは体感だいぶ強かったし、これは短剣術最強かも?」


[なんか一瞬スローだったよね]

[回避時間ってそう言うことねって感じ]


なんてステータスを確認していると後ろから音がした、振り返ってみるとそこには…


「狼!?しかも4匹も!」


[あ〜さっきのはそうゆうやつね]

[仲間を呼ぶ的なね?]


どうやらさっきの咆哮は仲間を呼ぶやつだったみたいだ、最初の敵にしては厄介なことをする。


「とりあえずダメージどれぐらい喰らうのかわからない以上当たらないようにしないとな」


狼が4匹同時にこちらに走ってきた!


「とりあえず引きつけて、今だ、クイックステップ!からのカウンター切りぃ!」


狼が俺に噛み付く瞬間にクイックステップを発動、スローになっているうちに短剣を狼の顔に突き刺す!


クリティカル!248ダメージ!


「クリティカル!これはツイてる!」


さらに攻撃を仕掛けようと右を見た瞬間、左から狼に体当たりされて2メートルぐらい吹き飛んだ。


-11ダメージ


「うわっ、痛ぇ!よくもやりやがったな!」


幸い狼がいない方に飛ばされたのでサッと体勢を立て直す、ついでにリーチがある方がいい気がしたので杖に持ち替えておく。


狼の攻撃があまり痛くないことがわかったので強気に出ることにした。


「かかってこいやぁ!」


こちらに飛びかかってくる狼たち、まず1匹目の顔目掛けてフルスイング、左に吹き飛ばす、そして次に2.3匹目は2匹同時にかかってきたので片方を杖で殴りもう片方は下から掬い上げるような蹴りをお見舞いしてやる。


「1!2の!3!どうやオラァ!」


216ダメージ!

176ダメージ!

156ダメージ!


どうやら顔面フルスイングした狼は倒せたらしい、あとは倒れている2匹だけなのでまた仲間を呼ばれる前に倒すことにする。


「まずは1!そして死ねぇ!」


まずは近くに倒れてる狼を蹴る、そして少し遠い狼目掛けて杖を投げる、みごと杖は狼に当たり、全ての敵を倒せたみたいだ。


21ダメージ!

39ダメージ!


狼 を4匹倒した!

獲得経験値21

獲得ゴールド140

素材、狼の牙×1 狼の皮×1枚


レベルアップ!

ステータスポイント10獲得!


トマ  Lv2

経験値 5/30

所持金170ゴールド

ステータスポイント10


HP 71/81

MP 24/34

STR 187

INT 3

VIT 49

MGR 69

AGI 94

DEX 21

LUK 33


どうやらレベルアップするとステータスポイントなるものが貰えるようだ。


「レベルアップ!こいつはすげぇ!」


[え、いま蹴っ……]

[杖投げるのありなん?]

[何でもありやん]


「普通に杖投げられましたね、これは今後優秀な遠距離攻撃手段になるかも!」


[魔法を一切使わず杖投げてくるロリ、ヒェッ]

[魔法(物理)すげぇ!]


なんて言ってるとまた説明ウィンドウがでてきた、「クリティカルは攻撃する場所によって発生率が異なります、急所に攻撃すればクリティカル率は上がります」

「レベルアップするとステータスポイントが獲得でき、これを割り振るステータスを強化できます」


「なるほど、顔狙った方がいいのか、クリティカルだとワンパンだったし」


色々考えながら歩いていると前方に森の出口らしきものが見えた、そしてその先には草原が広がっていて、大きな街も見えた。


「おーチュートリアルはもう終わりか、いい感じに装備もらえてレベルアップしてチュートリアル終わり、いい塩梅だ」


[見てた感じなんでもできるから操作方法とかなさそう]

[五感あるんだからそりゃ普段と同じで体動かせばいいだけだしな]


「よし、じゃあ街に行ってみますか、もしかしたら他のプレイヤーとかもいるかもだし!」

ちなみに主人公は一つ箱の中のアイテムを取り逃がしたりしてます。

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