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間話-深夜の買い物

本編には関係ないので読まなくても問題ないです

「はぁー疲れた」


今日も10時間くらいは配信してたかな?結構長い時間やってたと思うけど、一流目指すなら、これくらい毎日できるように頑張らないと。


「もう12時か…夜食食べてから寝よ」


お腹が空いてるので家に何かないか探してみる。


「まだストックあったっけ?」


いつもカップ麺をストックしている棚を見てみる、中には何も入っていない。


「この前食べたんだった…」


冷凍庫の中にすぐ食べられそうな冷凍食品もないので、仕方ないから作ろうと思って冷蔵庫を見てみれば、食材すら入っていない。


「そっか、ここ2日は配信ばっかで買い物言ってないや」


買い物に行ってないから食べ物が何もない。


「仕方ない、買いに行こ」


部屋着を脱いだ後、適当な服を着てポケットに財布を突っ込んでから部屋を出る。


俺の家はマンションの7階で、すぐ横にコンビニがついてるので気軽に買い物に行けるのだ。


俺はエレベータに乗って下へ向かう。


「ふんふんふふふ〜ん」


こんな時間なのでエレベーターの中は一人だ、だから鼻歌を歌っても大丈夫。


昼とかに鼻歌を歌ってると、知らないうちに人が近くに来てて、気づいた時にめっちゃ恥ずかしいとかあるけど、深夜のエレベーターなら平気だ。


まぁ、エレベーターなんて直ぐに一番下まで着くので、鼻歌を歌うのも数十秒程度だが。


俺はエレベータを出て、そのままエントランスを出る、横に数十歩歩けばコンビニがある。


コンビニといってもスーパーとコンビニの混ざったやつで、ほぼスーパーみたいなものだが。


俺はコンビニで、カップ麺をストック用に3つと、冷凍食品をいくつか買い、食パンとジャムも買って店を出た。


「結構痛い出費だなぁー」


貯金もこのペースなら数ヶ月で尽きる。


それまでに有名配信者になって、稼がないとバイトしするしかなくなる。


俺の使ってる配信アプリはチャンネル登録者が1万人いないと収益化はできない。


昔は1000人居れば収益化できたらしいが、あまりにも配信者の数が増え、条件が強化されたのだとか。


「後8100人、きついか…」


投げ銭などの機能もあるにはあるが、俺は視聴者からの投げ銭はなんか嫌だ。


楽しく見て欲しいのに、そこにお金が入ってくると、純粋に楽しくみれないと思うから嫌だ。


だから設定から投げ銭はできないようにしている。


「本当は付けた方がいいんだろけどなぁ」


これはあくまで俺の気持ち的な問題なので、付けた方がいいのは間違いない。


そんな感じのことを考えてると、直ぐに家に着いた。


俺は買って来たものをしまって、お湯を沸かす。


お湯が沸いたらカップ麺にお湯を入れて、2分待つ、俺は固めが好みなのだ。


熱々のカップ麺を食べ終えたら片付けをしてから、寝る準備をする。


風呂に入り、歯を磨き、部屋の掃除をしたら就寝だ。


「明日は…いや、もう今日か」


もう時刻は12時を回っている。


「今日も昼から配信しよ」


ゲーム内時間の昼に合わせると、12時〜18時と0時〜6時の昼か、深夜かのどちらかしかない。


これ、学生とか厳しくないか?大体プレイ時間が夜じゃないか…


まぁ、いいか。


明日はその2つの時間帯、どちらも配信しよう。


早く、レベル上げたいし…


色々考えてるうちにどんどん眠くなっていく。


そしてベッドに入って数分、俺は微睡へと落ちていった。

主人公も一人の人間ということを意識してもらうために日常パートを書いてみました。

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