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0020-新エリアのモンスター達

誤字報告、ありがとうございます!

非常に助かってます。


フォレストウルフを倒し、俺はさらに森の奥へと進んでいた。


「平原のボスはスライムで、私は倒すのが多分無理だから一旦放置するのじゃ」


[物理無効だからね]

[魔力纏使えば倒せるでしょ]


「魔力纏3.4秒しか持たないんだよ?その間に倒すのは流石に…」


今現在スライムに効くと思われるスキルは魔力纏のみ、倒すのは現実的じゃない。


「とりあえず次のエリアには進めるし、一回行ってみるのじゃ」


さっきはHP減ってたからデスルーラしたけど、今度はHPが満タンだし、今度は死なないように進んでみよう。


どんどん森の奥へと進んでいくと、だんだん周りの木の感じが変わってきた。


細い木がたくさん生えている森から、太くて巨大な木が生えている森へ。


「どんどん周りの木が大きくなってきてるのじゃ」


[巨大樹の森ってか]

[葉っぱも多いから薄暗い]


木が大きい分葉も生い茂っていて、さっきいた森より薄暗い、さらにだんだん木の根っこも大きくなってきて、地面が非常に歩きにくい。


「はぁはぁ、新エリアはプレイヤーのスタミナにダイレクトアタックしてくるみたいなのじゃ…」


[物理的に疲れてるw]

[これが感覚同期のいいとこでも悪いとこでもある]


息を切らしながら進むこと10数分、やっと敵が出てきた。


「はぁ、あれ、敵じゃない?」


俺の視線の先には大きめの猪がいた、牙が口の横から生えていて、あれで突かれたら痛そうだ。


ノーマルボアLv7

HP 120/120


「ノーマルボア?全然普通に見えないのじゃ」


少なくとも顔よりでかい牙が生えている猪は普通ではないと思う。


「木の根が邪魔だけど、仕方ないのじゃ」


木の根のせいで動きにくいが、多分ノーマルボアも動きにくいと思うのでよしとしよう。


「さて、いくのじゃ」


俺はメイスを片手にノーマルボアに向かっていく。


さっきまでは歩きだったし、ゆっくり歩いていたが、本気で動けば木の根なんてあってないようなものだ。


木の根を巧みに飛び越えながらどんどんとノーマルボアに迫っていく。


対してノーマルボアは落ち着いているようで、目立った動きは無い。


なんか、このまま攻撃を当てられそうなので攻撃してしまうことにした。


ノーマルボアの頭を狙ってジャンプ攻撃、メイスを思いっきり振り下ろす!


ここでようやくノーマルボアは動いた、後ろ足で地面を一度蹴り、そのまま俺の振り下ろすメイスに向かって突進してくる。


「うぇ!?」


そして俺のメイスとノーマルボアの牙が衝突し…


俺が力負けして吹き飛ぶことになった。


「まじかよ…」


[一般モンスターに弾かれたぁ!]

[余裕ありすぎだろこの猪]


俺は吹き飛ばされはしたが、地面にしっかりと足から着地できたため、ダメージは無い。


一方ノーマルボアはというと、一切効いている様子がない、ピンピンしている。


「牙に攻撃はダメだな、次は後ろからいくのじゃ」


今の攻撃は牙で上手いこと攻撃を流されてしまった、だから次は牙で流さないように後ろから攻撃を仕掛けていく。


木の影を利用してノーマルボアの後ろへ大きく回り込む、そして、ノーマルボアの近くに短剣を投げて、音でそちらに意識を向けさせて…


後ろから叩く!


「ケツ叩き!」


大きく振りかぶった俺の一撃はノーマルボアのお尻をぐっちゃぐちゃにした。


[エグ……]

[さっきはこれを正面から防いだのか、牙強くね?]


幸い第二エリアでもクリーンヒットなら敵をワンパンできるみたいで、ノーマルボアは倒れた。


ノーマルボア 1匹討伐

獲得経験値 20

獲得ゴールド140

素材 獣牙×1


「ふぅ、攻撃を受け流された時は焦ったけど、後ろからなら効くみたいなのじゃ」


ノーマルボア、中々に強い敵だった。


が、戦い方さえわかってしまえば、次からはただの獲物と化すわけだ。


俺はノーマルボアの意識を向けさせるために投げた短剣を回収してからさらに奥へと進み出した。


それから20分ほど進み、途中でノーマルボアも4匹いたが、正直不意打ちすればワンパンなので、特に苦労することもなく進むことができた。


そして、第二エリアも楽勝だなと思い始めた頃、また別の敵に遭遇した。


「ん?なんか、今あそこの木、動かなかった?」


明らかに他の木と比べて小さな木が動いているのを発見したのだ、鑑定してみると、案の定モンスターだった。


ミニトレントLv6

HP 150/150


「あれでミニ?まじか」


ここに生えている他の木と比べると小さいというだけで、普通の木ぐらいのサイズはあるんだが、それでもミニらしい。


とりあえず先制攻撃をしてみることに。


「絶対こいつ斧に弱いのじゃ」


近くで見ても全然木って感じでこれは中々見つけるのが難しいかもしれない。


[よく見つけたなぁ]

[俺わからなかった]


「まぁいいや、ほいっと」


ミニトレントは近くまで来ても攻撃してくる気配がないのでそのまま本気の一撃を木の幹にぶち込んだ。


すると、流石に効いたのか、ミニトレントが動き出した。


「うぉ、なんか生えた!」


少し浮いたかと思ったから地面から木の根が出てきていて、そこが足みたいに動いていた。


声はだせないらしく、葉っぱを揺らして威嚇?しているようだ。


「はは、これどうやって攻撃するんだろw」


と、油断していると、突然木の根が数本俺の方に伸びてきた。


「ん?」


そのまま木の根は尖った先端で俺を突き刺そうとしてくる。


「うぉっ!」


しかも、何本もあるせいで非常に避けづらい、これミニトレントに気づかなかったら一瞬で死ねるな。


俺は後ろに飛び去って回避する。


「ミニトレントの残りHPは、29か…もう瀕死なのじゃ」


攻撃方法が以外でびっくりはしたが、落ち着いて見れば当たるような速度ではないし、発見できれば強い敵とは言えないかな?


俺は万が一にも攻撃が当たらないようにメイスを投げて、トドメを刺す。


ミニトレント 1本伐採

獲得経験値 25

獲得ゴールド300

素材 木材×1


「討伐じゃなくて伐採判定なんだ…」


[伐採は草]

[メイスで殴ってるんだから伐採とは言えんだろw]


しかし、本気の一撃にも耐えてくるし、なかなか高耐久な敵だったな。


「まぁ、ちょっと硬くて見つけづらいくらいなら問題ないのじゃ」


第一エリアは敵が基本一種類だったけど第二エリアからは増えてくのかな?


と、言ったところでもう1時間ほど新エリアを探索していることに気づいた。


「流石にそろそろ帰りたいな…昨日もらった順位報酬の鋼鉄使いたいし…」


もらった素材で新武器を作ってもらおうと思っているのだが、作ってもらえるのかな?


「でも1時間歩くのはめんどくさいから、ノーマルボア探すのじゃ」


[ワープ機能とか無いわけ?]

[基本徒歩はきついね]


このゲーム今の所ファストトラベル的なものがあるという話は聞いたことがない、その方が冒険してるって感じで楽しくはあるのだが、不便ではある。


なので俺はノーマルボアを探して、その立派な牙でサクッと殺ってもらうことにした。


〜5分後〜


「お、いたのじゃ」


ノーマルボアを見つけたので、気づいていないふりをして無防備に近づいてみる。


すると狙い通りノーマルボアは俺に向かって体当たりを仕掛けてきたので、そのまま轢かれることにする。


俺の攻撃を防ぐほどの牙での攻撃は凄まじく、一撃で俺は死亡した。


――――――――――――――――――――


トマ  Lv10

経験値 344/500→374/500

所持金 106590ゴールド→107030ゴールド

ステータスポイント30

今回からレベルアップ時以外は獲得経験値とゴールドは一番下にまとめておきます。


ある程度進行するまでファストトラベルは解放されない予定なので、しばらくはデスルーラが移動の主力になりそうですね。

ちなみにデスペナはしっかりあります、それが何かはもう少ししたらわかります。

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