表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名前の消える村 — 昼は多数決、夜は人狼 —  作者: マルコ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/29

第5幕 第20話 白夜封じ

――最初の夕方。縄の鳴き、雨、既視。

 ノートの先頭に周回4・初手を太字でなぞり直し、神社の広間へ。


「共有者は初日に同時COをお願いします」

 俺の声に、わずかなざわめき。二人同時に手が上がった。長谷川 はやとと――民宿の女将。


「共有者です」

 二つの声が重なり、空気が落ち着く。同票の穴が埋まった。


「続いて、白夜(置き提灯)を全没収します。詰所・本殿・民宿・直売所の灯りは夜間封印。犬の反応を見張りに付けます」

 かぐらが頷き、鍵束を盆に置いた。「鍵は私が管理します」


 初日の多数決は短い。票は散るが、共有2票が同票を割る形で収束。処刑は本殿の倉庫鍵の扱いが曖昧だった若者に落ち着いた。

 霊媒は伏せ。夜へ。


 ――拍子木×2 → 鈴×1。

 白夜はない。障子の下辺は白くならず、犬は一度吠えて黙る。

 俺は鍵穴トラップ(細糸鈴)をそっと確かめる。鳴らない。

 その代わり、床下で小さく一回だけ軋み。

 十呼吸の闇が明け、灯りが戻る。


 朝。点呼。「――宮守 たかお」返事はない。

 俺はノートに丸を付ける。白夜封じ→床下一本。想定どおりだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ