F1wor L episode 2 Ranunculus×Clover ラナンキュラス×クローバー
早速、私とラナンキュラスちゃんの合同任務が始まった、今回はラナンキュラスちゃんが初回だから簡単なお仕事。まぁそうだなぁ…簡単と言っても窃盗だからなぁ…もちろん悪い人たちからの窃盗なので、犯罪じゃない!いやまぁ、やってることは犯罪だけどもね、国のためになるし!
「それじゃ行こうか、私の後ろに乗って」
今回は狭い道と予想されるので、バイクで行く。
はぁぁ!ラナンキュラスちゃんが!私に抱きついている!こんな事があっていいのか!やばい、尊死する…
えっ?いやいやロリコンとかそんなわけないじゃないですが?いやだなもうだって私女ですよ?いやまぁ、女だからといってロリコンじゃないことにはならないか…えーと、えーと…
うん…ごめんなさい私はロリコンです…すみません…だってかわいいじゃないですか、もちろん恋愛対象ではないですよ?年上の男の人がいいなぁってなんでこんなカミングアウトしてんのいま?
まぁ話を戻して、この状況にめっちゃ興奮しています!ラナンキュラスちゃんの手小っちゃい♡
いやっほーバイク吹かしちゃうよ!
っと、エンプティランプでてる…気分上がってたのに、なんか萎えたわ。
「ごめん、ラナンキュラスちゃんゲネテスいれるね…もう切れそうです」
今ではもう、環境にも悪く枯渇の恐れがあるガソリンは使わず、人工的に生成することができ、温室効果ガスも出さない、ゲネテスが主流だ。よくわかんないけど、特殊な燃料らしい
「わかりました、あと先ほどからかなり心拍数が高いようですが、大丈夫ですか?体調悪いとか?」
ギクッ!えっばれてた?やばいやばい、ロリコンだってバレる!(話聞こえてない)
「えっとね、ラナンキュラスちゃんと、初任務で失敗とかしないかなって、緊張しちゃってね」
ふ〜なんとかいい感じの言い訳できたんじゃない!
「そういえば、クローバーさんはおいくつなんですか?」
ギクギク!なんでさっきから、私に刺さるような言葉を言う…
「えっとね、17歳です…」
「なぜ、運転できているのでしょうか…まぁそのことについては触れないでおきます」
きゃー大人な対応、すごいなぁ私なら深く詮索したいのに…えっ?私が子供っぽいってうるさいわ!
子供だったら、バイクの運転上手くできませーん!いやできるのかな…知らんけど!
「さ、行こうか。そうだ!今のうちに能力の確認しておかないお互いに、今データearpieceにおくるね」
codename クローバー、花言葉 幸運 復讐
四葉の幸運:自分が思ったときには発動しないが、幸運が発動し弾丸が曲がったり最大の効果は相手が勝手に死ぬ、ただし発動する回数はかなり低い。運ゲー
復讐の片鱗:自分が相手からの攻撃で、四葉の幸運が発動せず被害した場合に、発動。必中攻撃を一撃のみ繰り出すことが可能、攻撃を食らうたびに発動可。しかし、自分が殺された場合は発動しない
codename ラナンキュラス、花言葉 とても魅力的 優しい心遣い 秘密主義
とても魅力的:いつでも発動可能、発動した際に敵の視線を自分に集中させることが可能、同時に30名まで効果をかけることができる、クールタイムはかけた人数×6秒となる
優しい心遣い:ラナンキュラスのはさみで切った敵を確殺することができる。しかし、この効果を持ったはさみでの攻撃は加害効果を持たない。つまり、マーキングからの確殺となるため、使い方が難しい。しかし、効果を発動させる前に気絶や死んだ場合発動しない。
秘密主義:自分たちの秘密情報を持った相手から、その情報を消すことが可能。また催眠術や、拷問でも自分の秘密を吐くことはない。
なるほどねぇ…なかなか能力が強いし、三つも持ってるなんて羨ましいなぁ…
っともう着いちゃった、はやいなぁ二人で来るといつもよりも楽しい!
「ついたよ、行こうか。任務内容はわかってるよね?」
もちろん知っていると思っていたけど、ラナンキュラスちゃんは首を横に振った
「いえ、現地でクローバーさんが教えてくれるとのことだったので…」
あーね、マネージャー面倒だからって私に丸投げしたな…
「あね、教えてあげるよ、まず私についてきて敵がいたら、殺していいよというか全員殺ってもいい。そして、奥の金庫から必要情報をとる、無駄な殺生はしたくないからできるだけ捕まえていく方針で」
といったけど、いつも私結局殺しちゃってるんだよなぁ、まぁラナンキュラスちゃんはしっかりと捕まえてくれるとは思うけど…
「さてさて、さっそく敵がいるけどどうする、捕まえられそう?」
ラナンキュラスちゃんはもうここにはいなかった、速すぎて見えなかった
「捕まえました、どうしますか?」
えっ?あぁもう捕まえたのね…
「えーと、とりあえず縛ってそこら辺に投げておいていいよ、中にいる奴らは全部外に出さないといけないから、大事そうなやつ以外は殺してもいいよ」
さっきは無駄な殺生はしないって言ったけど、それは開けている場所の場合だね、ここは廃坑で奥まってるから捕まえて全員持ってくるのは無理があるね、皆殺しにするつもりはないけどまぁ大体は殺っちゃうか。
「了解しました、それでは早速いきます」
速っ!走り出して風が吹く人初めて見た…
うわー、ちょっとまって廃坑の中から、いやな音が聞こえてくるよー
ぐしゃぐしゃいってる…容赦ないなぁ…
「ちょっとまってラナンキュラスちゃん、重要な人物もいるかもだから慎重に行こう」
といったけど、もう最奥まで来ちゃってますね…皆殺しにする気はなかったけど…
「まって、まだだれかいる」
と思ったけど実験体か、可哀そうだけどもう電気も止まってるから完全に死んじゃってると思う。
「クローバーさん、この人生きていますよ。おそらく我々が来ることを悟って早急にプロジェクトを進めていたのかもしれません」
なるほど、まぁこの防護ガラスは破れないだろうし、破れたとしてもこの廃坑はいまから私たちが爆破するし、そういえば金庫わすれてたどこだろう…
「クローバーさん、防護ガラスが割れています!」
まじ?やばいかも…
バリーンと大きな音を立て、防護ガラスがわれ中から液体が流れる、でも
「なんだ、割れただけで動かないか…」
私の見立て通り、電気供給がないから動きはしないと思ったのもつかの間
その物体の、姿が私の目の前から消えた。
「えっ…」
回避行動もとれないまま、相手の攻撃が近づいてくる。この距離だともうとっさに回避することはできないと思う。死ぬ!
『四葉の幸運』
幸い、能力が発動した。正直この能力は気まぐれでいつ発動するのかわからない能力だから扱いにくい。でも今回はお手柄だ!
緊急回避をすることができたが、相手の攻撃は止まない。動きが短絡的でまるで子供の喧嘩の相手をしているようだ。だが逆に言うと、型にはまっておらず動きが読みにくいそのうえ速いいったらありゃしない。ラナンキュラスちゃんよりも早いかもしれない
『とても魅力的』
敵のヘイトが私からラナンキュラスちゃんに向く、能力を使ったのか?
ラナンキュラスちゃんも、かなり苦戦している様子だ。それにしてもラナンキュラスちゃんは武器を持ってないけど、素手で全員殺してきたのか…怖、怒らせないようにしないとだね…
「どうしますか、クローバーさん殺しますか?」
殺しますか?って要は殺せるってことでしょ?怖すぎ…
「ううん、殺さないで捕まえてくれると嬉しいかももし無理そうだったら殺していいよ」
ラナンキュラスちゃん、すぐに捕まえちゃったよ…戦闘能力だったら彼岸花さんをも上回ってるのでは?さすがにそれはないか…
「お手柄だね、いやぁ予想よりも一時間近く時短することができたよ。帰ろっか」
あれ?最初に無駄な殺生をしたくないって言ってたのは何だっけ?まぁいいかいっつも面倒だから殺しちゃうんだよね…
「それじゃ、こいつだけ連れて帰ろうか最初に捕まえたやつはもういいや」
結局こいつは、私が殺す。なんか殺戮しまくってて私たちが悪い人みたいになってる、まぁ人を殺している時点で悪い人なんだけどね
「そういえば、今日はバイクで来てますね、どうやってそいつを連れて行くのですか?」
それに関しては無問題!F1worの技術で車を小さくして持ってきていたのだ!
「ほいっと」
ミニカーのように小さくなった車を投げると大きくなり、元のサイズになった。えっ?どうやってるって?それはなんかの力をどうやらこうやら…
「さて、これで帰れるねバイクも小さくできるから、こうやって」
車は快適だねぇ暖かいし、ふかふかだし
ラナンキュラスちゃん寝てる。こういうかわいらしい子供っぽいところもあるんだなぁ…
「クローバーさん左に避けて!」
えっ?寝てたんじゃないの?今はそんなことどうでもいいか…
「おっけー!」
ドン!鈍く何かがぶつかるような音が聞こえた。なんだ?
「ラナンキュラスちゃんいまのは?」
「わかりません、恐らく何かしらの砲撃かもしれません」
まじかよ、追ってきてるのか…まぁこのまま帰ってもいいけど敵連れて帰るのもなぁ
「ラナンキュラスちゃん、そこの赤いボタン押してくれない?」
そう。この車にはこんなこともあろうかと、ホーミングミサイルが搭載されているのだ!
「押します!」
はいこれでおっけー、後は帰るだけ
遠くから、爆発音が聞こえ。バックミラーに炎上した車が映る。あーやっぱりさっきのやつらか
「よっしゃー帰ってきたぞ!」
ん?何か忘れてるような…まぁ多分気のせいか!
「彼岸花さん、ただいま戻りましたいやぁ大変でしたよ、なんかの実験体持ち帰ってきました!」
ふふん!われながら、いい感じなのでは?まぁほとんどラナンキュラスちゃんだけど…
「あのねぇ、どや顔してるけど、そもそもほとんどラナンキュラスだし。君たち大事なものを忘れて爆破したよね…金庫」
はっ…やべっ…私死んだかも
「申し訳ありません!どうかこの私の命をもってお詫び申し上げます!」
ラナンキュラスちゃんも察して一緒に土下座している
「いやいや、いいよ別に。それに君が死んだら私自身もこまるし…ラナンキュラスは悪くないし。その資料はいずれは消すものだったからいいよ、まぁとりあえずお疲れ様」
やばいなぁ、彼岸花さん怒ってないように見えてあれ絶対に怒ってるって…それに確実にあの資料が消せたとは限らないしなぁ…
「クローバー君は残りなさい、ラナンキュラスは帰っていいよ」
やばいやばい…
「君は、何回やれば気が済むんだね…まぁ資料はラナンキュラスの秘密主義の能力で完璧に消せていたけど、もしラナンキュラスがいなかったら大変なことになってたかもしれないんだぞ!あっそれとこの持ってきた被検体はかなり上出来だ。これはF1worウイルスに感染している一般人だが、生存していた。まだ会話はできないがいずれはできるようになるだろう」
よかったぁ何とか、機嫌はそこまで悪くないようだ…
最後に、多分彼岸花さんの事だれ?ってなったと思うから紹介するわ
codename 彼岸花 花言葉 情熱 想うはあなたひとり また会う日を楽しみに 妖艶 悲しい思い出
情熱:炎を操ることが可能。しかし炎本体が必要で、それを大きくしたり小さくしたり、色を変えたりなど様々なことができる
想うはあなたひとり:相手が強いときにほかの仲間の邪魔が入らないようにまたは、仲間が気付つけられるのを防ぐために、別空間での一対一の戦闘に入る。この空間に相手を招待することに成功した場合、自分の攻撃が必中となる。空間は10秒展開することができる。しかし相手を招待できる確率は30%
また会う日を楽しみに戦闘中にマーキングした相手を確殺することができる、マーキングは3人まで同時に行えるが、マーキングに成功する確率は5%
妖艶:自分に相手を引き寄せ、毒を与えることができる。毒を盛られたものは、身体能力の減少、放置すると最悪の場合死ぬ
悲しい思い出:毒効果を与えたものの精神を操作することができる