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蒼太の箱根駅伝  作者: 先出しバウアー
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第二十話 復路優勝を狙え

平林監督は、持病の高血圧と激しいストレスによる

神経性胃炎により、即日入院となった。


そのため、急遽コーチの櫛部川が、

明日、復路の陣頭指揮をとることになった。


相次ぐ離脱やトラブルの中、

選手たちは走る前から絶望感でいっぱいだった。



第二十話 復路優勝を狙え



箱根路にある某宿泊地。


夕食を口にする復路メンバーは、

皆、一様に言葉を発することすらできなかった。


「明日の箱根は負け戦にしかならない。」

そんな悲観的な気持ちばかりが頭の中を

堂々巡りする。


そこへ、櫛部川とキャプテンの大和が現れた。


自分たちの席に着くと、

大和が開口一番、檄をとばした!


「明日は復路優勝を狙いにいく。シード権を

奪取するにはそれしかない!みんな覚悟を決めよう!」


櫛部川も黙ってうなずく。

その目は本気そのものであった。


他の部員たちは、大和の予想だにしない発言に、

表情が固まった。


普通は「なんとか、最後まで襷を繋ごう」とか、

そうゆう無難なことを言うものではないのか?


そんな疑問が彼らの頭を駆け巡る。


しかし、そんな気持ちを払いのけるかのように、

大和のアツい檄は続く。


「主力や監督が欠けたから

シードを諦めなければならないなんて、

誰が決めたんだ?


体調不良と調整不足を理由に、

復路を、優勝を諦めなければいけない

ルールなんてないだろう!!


二区を任された竹村を見ろよ!

アイツはこんな状況でも

本気で走ってくれたじゃないか!!


確かに、俺たちはエリート選手なんかじゃない。


それでも、俺たちは皆んな、

箱根駅伝に出る夢を諦めたくなくて、

ジョーダイにきたヤツばっかりじゃないか!


俺たちの箱根駅伝にかける気持ちは、

いつだってどのチームよりも本気なんだ!


だから、明日は、一人一人がありったけの想いを

箱根駅伝にぶつけよう!!


たとえ、お前らが諦めているとしても、

俺が本気の、最高の走りをみせてやる!」


大和のアツい想いは、

メンバーの目に光を戻した!


「やるしかない!」


「明日は全員が区間賞を狙ってやる!」


メンバーの心は復路優勝に向けてひとつになった。


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