第六話
「おはよう、薫早いわね」
「おはよう、興奮して早く起きちゃって」
「あ、そういえば昨日言い忘れてたんだけど、わたし、第一陣ってのに合わせて雅人さんと一緒に会社の専用スペースで寝泊まりするから」
え、普通今言うか? 第一陣って明日だぞ。まぁ、それくらいわかってるだろうけど
「あ、うん、わかった」
これしか言えないだろ‼︎
「ってことで薫もひたすらゲームしていいわよ。ただし、夏休み終わった時点でわたしと雅人さんより弱かったらゲーム時間は減るからね」
「了解であります!!」
さすが、我が母わかっていらっしゃる。でも勉強の点とかにしないでいいのか? まぁ、いいさ俺に実害はないからな!!
「では、わたくしは今から頑張って参ります!! 母上も頑張ってください」
やばい‥‥‥テンション上がりすぎて恥ずかしい、、恥ずかしすぎる
よしよし、落ち着いて、ひいひいふぅー、オッケー落ち着いた
我ながら素晴らしい切り替えの速さだ
「よしっ、準備するか」
昨日上松さんにもらった説明用紙はどこかなっと、、
「少なっ」
昨日見たはずなのに叫んじゃったよ、それにしても薄すぎだろ
まあ良いや、切り替えていこう
えっと、まずは応募者番号、ギアとソフトの番号をそれぞれメールのパスワードから入力してっと
7777777番、No.77777s 、No.77777gと、はいオッケー
次は、このベットの形をしたギアに入って脳波と情報をスキャンっと、
んで飯を食べてトイレと水分補給を済ませて9時までにダイブすると、、
「少なっ」
また叫んじゃったよ、いやいや少なすぎだろ…‥、まぁ、ゲーム内で説明があるんだろうけど‥‥
張り切って6時前に起きたのに‥
しょうがない、何か隠されてるもの探してみるか上松さんの言ったことは本当かわからないしな。
まぁ、昨日、この説明書以外は色々試したけど何もなかったしこれにもないと思うけどな、
あ、そういやダイブの時の言葉見てなかったな
どうせなら気分味わうためにギアの中でやってみるか
「LOT 起動」
流石に何も、起こらないか、、
ん?、ちょっと待てよもしかしてこれluckとオールセブンでもいいのか?でも、この二つ合わせたのはダサすぎるし、、それにluckはLOTと同じだしな、いっそのことオールセブンを、LOTと同じフランス語に合わせるか?オールは全てだからtou、セブンは7だからseptこの3つ合わせたら
『LOT tou sept』
【シークレットワードを確認、LOTにダイブします】
ほんとにあるのかよ‥‥、まだ6時前だぞ‥‥