プロローグ
作者は初心者です
暖かく見守ってください
「—今人気のの没入型VRゲーム、自由な冒険のお話、Liberty Odyssey Tale、通称LOT。さあ、あなたも—」
九重薫—俺の耳にテレビの中からそんな声が聞こえてきた。
その声にため息をついていると、キッチンから母さんの声が、
「薫、終業式遅れるわよ。一学期間休みなしなのに夏休み前日の終業式に遅刻したくないでしょ」
「やばっ、もうこんな時間じゃん」
九重薫こと俺はこの前16歳になったばかりの高校一年生だ。周りからはちょっと変わってると言われているし、俺もそう思う。まぁ、俺自身もそう思うしいいんだけど。
ちなみに俺の母、真子はかなりの、いや、とてつもない美人である。あと、巨乳。さすがイケメンの父、雅人をおとし、尻にしくただけあるぜ。父のは、そこそこ給料のいい会社員で、俺は両親ともに鼻が高いよ。まぁ、何故か母を受け継いで顔も声も中性的な上に、薫なんて女子っぽい名前付けたのは解せんがな。まぁ、気に入っているしいいか。
なんかこれ、ラノベの主人公みたいでいいな、これからもやろっと
「あんた今、変な事考えてたでしょ」
「そ、そんな事ないよ」
ああ、びっくりした、何故考えたことがわかるんだ?やはり母は偉大である
「まあいいわ。あ、あとあんたこの前渡した誕生日プレゼント用のお金、使わなかったら返してもらうからね」
「分かってるよ、近いうちに使うから、じゃあ行ってきます」
「行ってらっしゃーい」