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武器マニア! ピーターの武器辞典 ~人類の始まりから幻想まで~  作者: ピーター


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第183回 破城槌 とつげき~!

破城槌(はじょうつい)


 城を攻める際に役に立つ、閉ざされた門や壁などを叩き壊すための武器が今回取り上げる破城槌です。


 実は結構な種類がありまして、ただの丸太から、もはや兵器と呼べる大型サイズの複雑機構な物までなんでもござれでございます。

 大小様々、機構のあるなしばかりか、時代や場所によっても呼び方や運用が変わってくるので、本当に沢山です。


 本当か嘘か分かりませんが、最も巨大な物だと180トンもの重量があるそうです。

 キログラムじゃないですよ、単位が1000倍になるトンです。


 最近はやらなくなったそうですけど、鉄球をぶつけて建物を壊して解体する工法がありました。、

 ここで使われている鉄球が重い物で5.4トンだったそうです。

 なので180トンとなると、どれだけ強固に作られた城壁でも、紙に息を吹きかけるかのように吹き飛んでいったことでしょう。


 こんな様々ある破城槌。

 そのなかでも一番シンプルなタイプを今回は見ていきましょう!



◇◇◇



~扉をぶっ飛ばす~

 どれだけ強固な城であろうとも出入り口となる扉や門が存在しています。

 敵の攻撃を受けた時には、ここは固く閉ざされて、敵の侵入を拒む防御のポイントとなりますが、攻撃する側としては、ここを如何に突破するかが肝心です。


 門を閉ざした裏側には、太い木材をはめ込んだり、丈夫な鍵で開かないようにするわけです。

 これは意外と丈夫で、一般のお宅のトイレのドアのちゃっちい鍵でも、簡単には外れないようになっています。

 ホント、トイレのドアの鍵が壊れて開かなくなった、あの日の絶望感が思い出され……


 まぁ、筆者ピーターの思いで話はさておき、バールみたいな工具があったとしても、ドアの破壊は時間がかかります。

 それが、一国を支える城ともなれば、バール1本で突破などできるわけもありません。


 じゃあ、どうするか。

 簡単な話、バールなんて軽いもんじゃなく、もっと重たい物をぶつけて破壊するだけです。


 1人の人間がショルダータックルした所でびくともしないドアでも、2人が10キログラムの丸太を垂直にぶつけてやれば簡単に破壊することができます。

 1人が70キログラムと仮定すれば、2人で丸太なら150キログラムの体当たりです。

 トイレのドアくらいなら、風穴あけてくれますね。


 この要領で、数十人で大きな丸太を抱えて、全員で息を合わせて体当たりをしてやるのが初期の破城槌です。

 大きな木を切りだして、そのまま使えば丸太で数百キログラム、抱える人間の合計で数百キロキログラム、合計で1トンを超えてきます。

 ダッシュで丸太をぶつけてやれば結構な衝撃をプレゼントできますよね。


 1トンなんて、丈夫な門は壊れないよ。

 なんて思うかもしれません、でも、人間乗っけた軽自動車と同じくらいの重量ですよ。

 確かに1発、2発は耐えられるかもしれません。でも、時速10キロで何度も何度も突っ込んでくる軽自動車の体当たり、連発されればどこか壊れて人が入れる隙間はできてくることでしょう。


 さらに連発で丸太と数十人で体当たりすれば、門を固定していた木材や鍵ごと吹き飛ばして誰でも突撃できる通路になります。

 そうすれば、重装備の兵士や転がさないと入れないような兵器なども入れ放題です。


 城にはこうした大きな門以外にも小さい通用口などもありますね。

 こうした所は、10キログラム程度の丸太を叩きつけて扉を破壊します。この場合は鍵なら工具でこじ開けられますので、その後ろで(かんぬき)としてはめ込まれている木材を破壊するために使います。

 大きな門の前なら巨大な丸太も使えますが、こうした所は比較的狭いので1~2名で使えるような小さい丸太などを使って破壊します。これも立派な破城槌ですね。



◇◇◇



~破城槌の進化~

 最初は重い物をみんなでぶつけて強引に突破するためのアイテムでした。


 これが、丸太の先端を尖らせたり、金属をはめ込んで強化したりと進化していきます。

 より巨大で、より鋭く、より早く、強烈な体当たりをして門や城壁を破壊するための兵器になっていくのが破城槌です。


 凄まじく重く巨大な丸太の先端に金属をはめ込み、それを鐘を突くような機構に組み込ませて、少ない力で巨大な破城槌を連発で叩き込める兵器となっていきました。

 数トンの重量を金属で強化された、鐘突きなんてされたら、鉄筋コンクリートでも一発で突破されますね。


 当然ですが、守る側も城壁の上から矢を飛ばし石を落とし、時には燃え盛る木材や煮えたぎる油をぶっかけるなどして対抗します。


 最終的には、雪国にみられるような槍のように尖った屋根を、ビシャビシャに濡らして石でも油でも受け流しながら、鉄板すらも貫く鐘突きができるようになりました。

 しかもこれは車輪を持っており、巨大な家のような破城槌がキャンピングカーのように迫ってくるという兵器になっていきます。


 最初は扉を壊すための道具だったものが、強固な建築をぶっ壊す解体装置にまで進化していったのが破城槌です。


 攻撃対象は人間ではないものの、壊れないはずの物をぶっ壊すための武器となっていったわけですね。

突破ぁ!


 現在でもドアをあけるためのアイテムとして、救助現場などでも活用されています。

 

 城を攻略するための武器でも、救助となれば災害現場で閉じ込められた人を助けるためにも使えるので、やっぱり使い方次第でなんにでもなるんですよね。


 次回は12月2日までに投稿できるようにガンバリマス。

 評価、ブクマ、感想、オーダーメイド(こんなん取り上げてほしいというリクエスト)などなど、もらえたら狂気乱舞して、あとからニヤニヤ見返しますので、応援よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
180トンが本当だとしたら、持ち運ぶには↓このくらいゴツいサイズ の台車が使用されたんでしょうね。 https://x.com/tokusya_kanto/status/75556513059992…
これ、映画とかで盛り上がるシーンで使われるやつですね! それにしても、180トンのサイズのものは、どのようにして運んだのか気になります。レッカー車でも運べませんもんねぇ(・_・;)
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