第1回 棍棒 人類最初の武器
棍棒・クラブ
人類最初の武器と思われるものがこの棍棒、木や骨をそのまま手に持って振り下ろすように使っていました。
この『振り下ろす』という動きがポイントで、重力を最大限味方にして威力をあげる事ができます。
最初は拾った物をそのまま武器にしていたが、徐々に加工する事を覚えた人間は、持ちやすいように加工する事を覚えていき、その使い方も習熟していったことでしょう。
拾った物をそのまま使う。
拾ったものを加工して使う。
素材を加工して作る。
加工方法を工夫して素材を選んで作る。
このようにして棍棒はより固くて重い丈夫な素材で、使いやすくなるように進化してきました。
その歩みは人間の進化と並んでいたとしか思えませんね。
もう、ほんとドンドンとえげつないものが登場してきてますから、人間って怖い!
ゲームでは最序盤の武器として登場することよくあります。
オークやトロールが太くて丈夫な木の棒をそのまま武器としている姿も多く描かれますね。
もう、簡単にイメージできるくらい。
中には家みたいにでっかいものまで登場します。
現実世界でも棍棒として使える物は多数あります。
子供達だって落ちている枝を振り回したりして遊んだりしますが、あれも太い物であれば素手よりも威力は高いから十分棍棒になりますね。
野球のバットもドラマや映画で凶器として使われるシーンなどは誰でも見た事はあるでしょう。
原始的な武器の進化したものは今でも私たちの生活の中に溶け込むように存在しています。
日曜大工で登場する、ハンマーなども原点の原点まで遡れば棍棒に行き着きますからね。
「叩く」というシンプルなものだけに、何を叩くか、どれだけの力を使うかの調整で様々に進化する。
まさに武器の原点ですね。
需要があったので続けます!
ぶっちゃけ、棍棒を原点とする武器は打撃武器の全般です。