第13回 ブラックジャック 身近にある物で作れる打撃武器
ブラックジャック
ブラックジャックという言葉はいくつかの武器や道具を指している。
①1800年代後半にアメリカやヨーロッパで使われ始めた警棒
②革製品で作られた、黒で染められている道具全般
③細長い袋にコインや砂を詰めて棒状にしたもの
④③で先端にだけ重い物を入れて、振り回して使う物
今回は④と①を解説します。
③は手元では情報ないんですが、固い物が沢山詰められた棍棒なので、袋が破れない限り④と同じような威力を出す事ができますね。
しなりがある分、通常の棍棒よりも威力を出せる可能性を秘めています。
②は道具なので、武器ではありません。
特に有名な物や、漫画などで取り上げられている物は④です。
女性のストッキングやタイツ、もしくは靴下にボルトやナット、コインなどを詰めて振り回して遠心力で加速させる。
その状態で先端をターゲットにぶつけると強力な打撃を加える事ができる。
これは重ければ重いほど、振り回す細長い入れ物が長ければ長いほど、威力が上がりますが、同時にコントロールが難しくなります。
入れる物によって威力は異なりますが、握りこぶしくらいの小銭と、男性用のロングの靴下程度の長さで簡単にガラスを割り、薄い金属をひしゃげるほどの威力になります。
女性用のストッキングに凍らせたペットボトルでも入れておけば、相当な破壊力を生み出す事ができます。
緊急時に車の窓を割る時には使用できるかもしれませんね。
試してみてはいけません。
タオルの端を縛って瘤を作って振り回すと、当たったらバインと弾かれます。
ここの瘤の部分にだけ水に浸して同じように振り回す、当たったらゴンという音がします。
勢いに重さが加わると威力が上がる事が確認できますね、ブラックジャックの攻撃の仕方と同じです。
試してみてはいけません。
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①についても触れておきましょう。
これは、アメリカやヨーロッパで使われていた警棒になります。現代でも大手の通販業者が取り扱っておりスラッパーとも呼ばれています。
警棒の持ち手の中にスプリング、もしくはそれの役割を担う機構が組み込まれており。相手を打ち据える棒の部分にしなりを加えられるようになっています。
通常の警棒では振るだけなので、太さや固さなどの特徴こそありますが、ようはただの棒です。
ここにスプリング機構があると、ただ振り下ろすだけでもそのしなりの分、威力があがり、打たれた時の痛みが大きい物になります。
カジノの用心棒などがこの武器を携帯し、警備にあたっていたという記録があるようですね。
現代の日本でも3000円~5000円で購入することができます。
購入は自由ですが、くれぐれも人や動物に対して使わないようにして下さい。
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ゲームの中では携帯できる武器で、音が鳴らない武器として扱われる事があるようで。暗殺用の武器として描かれています。
ロングの靴下を2重に履いて、パンパンにコインを詰めた小銭入れ、腕時計などの金属類。トイレや倉庫などの目立たない所に行って、靴下を1枚脱ぎます、そこにお財布から小銭を入れていきます。
まだ少し重量が足りないので、腕時計やネクタイピンなどの固くて重量がありながら、持っていても違和感が無い物も追加します。
ターゲットを始末したあとは、小銭を財布に、腕時計やネクタイピンは元の場所に、靴下は使用した物を下にして2重に履き直します。
なんという事でしょう、暗殺につかったブラックジャックは無くなり、持っていて当たり前の物になってしまいました。
※実際に使ってはいけません
遠心力が最大の味方!
コツをつかむと本当に威力が出ます。くれぐれもやってはいけません。
一番びっくりしたのが、通販で普通に出てきた事ですね




