あとがき
あとがきです。
自己講評とか、多少の解説とかその辺をつらつらと
この作品は私の小説家としての(アマチュアですけども)処女作です
以前から色々と文章系の作品を作ったりはしていたんですが、なにせお金が欲しくなったもので
流行り的にファンタジーがいいんだろうなというのはわかっていたのですがこれを書いた当時それを書ける知識がなかったもので
なら今自分が作れるものを作ろう、書いてる間にファンタジーを書けるよう勉強しよう、てなもんです
さて、私の読書メモリーのなかで一番存在が大きな作家はラブクラフトです
学生時代の一部分はほぼほぼラブクラフトだけを読んでいたくらい、英語のリーディング技術は原文を気合いで読み込んだそれが大元になっているくらい
商業作家を目指す上であの文体は完全に世情の真逆を行くものなので真似しませんが、多分に影響を受けていると思います
最後のアレは夢野久作です、みんな好きでしょ
なろうや新人賞に投稿しても無理だろうなーとは思っていました
上に書いたように動機が純文学的というか、書けるから書く、自分の内にはこれが存在しているからこれを書いた、みたいな感じなので マーケティングもくそもあったものじゃなかったですからね
結構時間がたった今では割とその辺もいろいろと学んでその内なんかに引っかかってくれないかなぁ! って思っている日々です
ここまで言い訳しておいてなんなんですけどーこの小説ー結構面白いと思うんですー(ギャルの間延び発音)
なろうのフォーマットに直す作業中にもある程度読み直してたんですが、やっぱ面白いよこれ! っていう……
だいぶ書いてから日数もたってるので書いてる最中のこれは果たして面白いのだろうか病も治ってるわけでね、客観視もできるんですよ
キャラがしっかりしてますよね、主人公4人を差別なく表現できてます
世界観描写もリアルな感じに整ってますでしょう
ストーリーはかなりオリジナリティあるものに仕上って、でも読者を置いてけぼりにしないくらいには予測がつくものになっているのではと、ホラーに大事なオチもつけましたし
文章自体は、私はけっこう書いてた人間なんでいまさらーって感じですよ
という感じにね、自画自賛ですわ
もちろん感想でボロクソに叩いていいんですよ
一番にして唯一(細かいこと言えば色々あるけどそれは置いておいて)の欠点はマーケティング不足、商売道具になる代物じゃないということにつきます
100年前に売り出していれば、100年後に売り出していれば、そんなレベル
まあそれは承知なんですが
講評はこんなとこですかね、次は解説
まず舞台の支老湖ですけど、モデルが存在しています
支笏湖って言います
北海道千歳市にあるのですが位置とか作中の旅館や温泉、駐在所にいたるまではっきりとモデルがあります
聖地巡礼できるレベルに。
ちょくちょく挿入された写真は全部支笏湖のものですね、撮影は筆者です
静かなところです、温泉街も端から端まで歩いて10分かからない大きさですし
水もきれい、国立公園なんで開発の音沙汰一つない
娯楽施設とかいっさいないのでここを目的に来るのはおすすめしません
けど、北海道旅行のついでに(交通の要衝ですから)ふらっと立ち寄って適当に散歩して温泉にでも入ってソフトクリームを食べて他の所へ向かう、くらいの観光をしていただければ大変満足のいく場所だと思います
支笏湖温泉街の旅館は軒並み高いです、4人が泊まったところのモデルは3万越え、他にも2軒くらいそこと同じランクかもう少し上のとこがあります
同じく温泉のモデルは、名前を言っちゃうと休暇村なんでね、国営だから素泊まり6千円くらいです
話は変わりまして、裏世界に入った直後にある樹山さんの独白
あそこで死に至る病をなぞるような文章を書いてましたけど
書いていた当時はキルケゴールのこととか一切知りませんでした
割ときちんと絶望の三段階を書いててすごいなーって我ながらこう…
平成のキルケゴールって呼んでもいいのよ?
オチですが、ネタバラシしません、勝手に考えて
これが伸びたらなー!輿水とか白髪を主人公にしたスピンオフ書いてもいいんだけどなー!
って感じです。
以上、読んでくれてありがとうございました
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