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とある暗殺者の怒り

テスト終わった…。でも、リアルの用事で忙しい…!!!

…これからは不定期更新になります…。ごめんなさい!!!(m´・ω・`)m ゴメン…

ふう、カルテが会うといった時は焦ったが、何とか抑えられた。


即興で魔道具を作られたときは驚いたがな。


『|小型音声映像録画媒体《証拠はここにある!!!》』……ネーミングセンスは微妙だが、素晴らしい性能だ。


カルテに『それをキルアの胸ポケットに入れといてね。必要最低限の透視能力があるし、360°全方向録画できるから。でも、無理はしちゃいけないよ!!!死んだら元も子もないんだから!!!』と言われた。


が、多少の無茶は許容範囲内だろう。無理をするなと言われただけで、無茶をするなと言われなかったからな。


屁理屈だろうが、私にとってはそのくらいしないと償えない、いや、そんなことをしても償いきれないことをしたのだから…!!!


……さて、行くか。


「『転移』」シュンッ


ふう、無事についたようだな。……ここで一度、設定の確認をしておくか。


ボロが出ないようにしなければいけないしな。


一つ、刃の暗殺はできなかったと素直に報告すること。…あいつなら水晶を使って確認しそうだからな。


二つ、学園長とキクノハを殺したことにして、今生きているのはカルテの魔法だということにする。…じゃないと私が命令を破ったことになるからな……。


三つ、刃暗殺のときにカルテとは会わなかったことにする。…刃が私よりも強くなければ無理だが、カルテが死ぬ気で鍛えると言っていたので大丈夫だろう。それに、魔道具や神夢幻級魔道具(アーティファクト)を使われたことにすればいいだろう。


四つ、全帝を暗殺する前にアイテムや装備などの神夢幻級魔道具(アーティファクト)の使用許可を取りに来たことにする。……そう簡単に貸してくれるかわからないが、貸してもらえなかったとしてもすぐに引くのはおかしいだろうから、見極めが必要だな。


五つ、無理だと思ったらすぐにカルテを呼ぶこと。……そんなことがないようにしなければな。


六つ、念のために記憶を改ざんしておくこと。……改ざんというよりもダミーの記憶を入れる方がいいだろう。


七つ、なぜこの者たちを殺さなければいけないのか聞くこと。…これも無理そうなら聞かなくてもよいと。


八つ、あいつが私に何かじーぴーえす?のような追跡型の魔法をかけるかもしれないので、注意すること。……じーぴーえすとは何かわからないが、魔法探知を城から出た時にかけるか。カルテたちと繋がっていることがわかったら、計画は失敗だからな。


九つ、あいつが正気なのかどうかを先ずは確かめること。…もし、本気なら………私はあいつを殺すことさえ厭わない。それがあいつのためでもあるから…。


あいつだってこんな醜態をこれ以上さらしたくないだろう。


万全の状態なら、同じ種族のあいつと私なら私の方が強いはずだ…。相討ちになったって、この手で終わらせてやるんだ。


ま、そうならないことが一番だがな。……そうならないことを祈っている。


カツカツカツカツカツカツカツカツ


「止まれ!!!」


「私の顔を知らないのですか?」


「はあ?何を言っている!!!貴様、何者だ!!!」


……新人か?宰相の私を知らない奴なんていたんだな。初めて知ったぞ。重臣の顔くらい覚えさせるか。


「この国の宰相の顔も覚えていないのか?」


「え…!?…な、何を…………り、リーダァ…。た、助けてくださぁい!!!」


……少しきつく言いすぎたか?ま、上を出させることができたしな。上々だろう。


「どうした…?って!!!こ、これは宰相殿!!!お、お帰りですか!?す、すぐに門を開けます!!!」


「…ええ。重臣の顔くらい覚えさせなさい。全く。」


「も、申し訳ございません!!!こ、こいつは先週入ったばかりでして、…申し訳ございません!!!」


………まあ、このくらいでいいか。苛めすぎるのもかわいそうだしな。


「まあ、新人ということですし…見逃しますよ一回目ですから。次はしっかりしてください。あ、止めるのはいいですよ?ただ、言葉遣いに気をつけなさいということなので…。」


重臣だからとむやみやたらに入れたらすぐに敵に侵入されるしな。ただ、言葉遣いは正さないとすぐに首をはねられるぞ。物理的に…。


さて、あいつを探すか…。


カツカツカツカツカツカツカツ


……あいつはいないようだな…………。どこに行ったんだ…?


どうせあいつのことだ、城から出たとしても城下町のどこかにいるのだろうな。


見つけるか…。……………………ん?……………………………は?い……ない…………………!?


じゃあ、いったいどこへ…。…………………!!!


…まさか………………………!?カルテのところか!?クソッ!あいつ自ら行くなんて……!!!


そんなん思ってもみなかったが…今のあいつなあり得る………!!!


チッ!!!私もすぐ後を追っt「あれ?なんでキルくんがここにいるの?」


バッッ!!!


「あ、やったー!ドッキリ大成功!!!うふふ、びっくりした?びっくりした?」


……………いた。今日はもとのあいつに近い日か…。はあ、びっくりした。


「……あまり、驚かせないでください。まったく、心臓に悪いったらありません。」


本当、二重の意味で心臓に悪い。ひやひやしたぜ…。


「ところで、さっきの質問に答えてよ!!!何でここにいるの?…『お願い』は?叶ったの?」


………まただ。ドロリとした『ナニカ』がこいつの瞳に宿る…。濁って、濁って、濁り切った、光の無い目。


何かがこいつに囁いた…。そうして『ナニカ』が瞳に宿る…。


絶対に正気じゃない。そう、これはもうあいつじゃない。ハイライトのないこいつはあいつの皮を被った、別人だ。


「いえ、失敗しました。」


「……じゃあ、なんで戻ってきたの?ねえ?僕のお願いを叶えてよ…。ねえ?」


……あいつじゃない、あいつじゃない、これはもうあいつじゃないんだ。恩人なんかじゃない。


「学園長及びキクノハの殺害は成功したのですが、カルテの魔法により蘇生。刃殺害は神夢幻級魔道具(アーティファクト)を使われ失敗。なので、私の装備を取りに来ました。使用の許可を。」


揺れる。ドロリとしたものが揺れて光が差す…。あいつが少し顔を出す。


「ケガはない?大丈夫?そっか………いいよ。使っても…。でも、でもね…?」


………………そうしてまた、あいつじゃなくなる…。


「絶対に…こ ろ し て ね 。お願いねぇ?うふふふふ。」


………絶対に救ってやるからな。私が、絶対に!!!私が救って、恩返しをするんだ。


「……なぜ、殺さなければならないのか聞いてもよろしいでしょうか?」


「…………ん~?なんでって~?そんなの決まってるじゃない!!!だって、あいつらマリーのそばにいるんだもの!!!僕はいないのに…、あいつらだけ!!!………そんなの許されることじゃないだろう?…だからだよ。さあ、殺してきて!!!そうして僕はマリーと結ばれるんだ…!!!クッフフフフフフフフ!!!」


……狂ってやがる!!!そうとしか言いようがない…。


そばにいるから?たったそれだけで?しかもマリー?誰だよ…、マリーという奴なんて知らない…。


「ん~、あ~、それもそうだねぇ…。フフフフフフフフ!!!」


誰に向かって言ったんだ?その言葉は!!!だが、わかったことはある。


絶対に何かに操られている!!!いや、囁かれて意識を操作されていると言った方がいいか…。


絶対にあいつを取り戻してみせる!!!


強くにらんだその時、うっすらと微笑むあいつと同じような濁り切った目の女が見えた。


そんな気がした。

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