YS5話~彼は勇者でテンプレで5~
めっちゃテキトーになってます。
それでもかまわねえよっていう男気ある、優し~いお方はどうぞお読み下せえ。
~魔盲少女side~
なんなの?この人。
いえ、人なの?真っ黒いし死神かしら?
「2秒で終わらせる。」
無理よ。バカなのかしら?ドラゴンを2秒で倒せるわけないじゃない。
「いち。」シュンッ
「へ?」
ど……こ………に?行ったの……?
「にい。」ズドンッ!
嘘………。ドラゴンがこんなに簡単に……。
「貴方は…一体だれ?死神さま?私を迎えに来たの?」
「しにっ……!ちがう!俺は人だ!どいつもこいつも死神扱いしやがって…。黒ければ死神なのかよ!?」
えと…、なんか…、ごめんなさい。
「んん、すまん。取り乱したな。で、お前は?ここはランクSSSの森だぞ?」
「あ、わた……し………。」
この人もきっと私が魔盲だって知ったら……暴力を振るったりするんだろうな……。
「………言いたくないのなら聞かないが、信じてくれ。俺はお前を傷つけたりしない。俺はお前がどんな人でも俺はお前を悲しませない。」
ポロッポロポロポロポロボロボロダーッ!
「ああああぁあああああぁぁぁぁあああああああぁぁああぁあああぁあああぁぁ!!!」
気づいたら私は最初から全部話していた。
「………そうか…。」
それ以外、何も言わなかった。
下手な慰めはいらないと知っているからこその重い一言。
「…お前が良ければ…だが、俺と家族にならないか?実は俺も一人ぼっちでな。どうだ?」
ポロポロポロポロ
あ…れ………?まただ。アハハ。涙が………止まらないや…。
「お、おい!泣くな!そんなに嫌ならいいから!」
「ち、ちがっ!い、いつもわた、私、いらないって!家族じゃないって!だか、だから!う、うれ、嬉しくて!ヒック、ヒック、あ、ありがと、必要としてくれて、ありがと…ひう、わあああああああああん!!!!!」
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
何度もずっと繰り返し夢に見てた。
家族みんなで笑いあって、どんな私でも愛してくれるそんな仲間に会えること。
転んだら手を差し伸べてくれるそんな人に出会うこと。
「俺の名前は、ヤイバ・クレナイだ。お兄ちゃんって呼んでくれてもいいぞ?よろしくな!」
ああ、マリー。私の手を取ってくれる人があなた以外にもここにいたよ。
「私は、サリー。よろしくね。お兄ちゃん!」クスッ
私、今最高に幸せだよ!マリー!
「よし!じゃあ、魔力を開放すっか!」
「え?私、魔盲で、魔力無くて…。」
何言ってるの?
「ああ、魔盲っつーのは魔力が多すぎるから封印されてるだけだ。今開放する。気を確かに持て。」
こくん
あ、勢いに押されてつい、うなづいちゃった。
「いくぞ。」
何………これ…?あったか……い?
……あつい!
熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い
アツイ……ダレカ、タスケテ!
「—――リー!――――――サ――ー!サリー!サリー!気を確かに持つんだ!魔力を抑えろ!何かを箱に入れるようにイメージしろ!」
箱…。入れる…。
シューッ
「……っハアハアハアハア。」フラッ
「サリー!」
お兄ちゃんの焦った声が最後に聞こえた気がした。
~刃side~
クソッ!焦り過ぎたか!
調停者!なにか、何かないか!?
{なに…とは?}
家を作るスキルとか!
{………創造属性の魔法で建てればよろしいかと。}
どうやるんだよ!?
{…………チッッ、僭越ながら私が作ります。………『クリエイトハウス』}デンッ
…………今、舌打ちしなかったかい?調停者。
{さあ?何のことですか?聞き間違いでは?}
…………………………まあいい。家は建ったしな。
{じゃあ最初から聞くなよ、阿保が。}ボソッ
………よし、俺は何も聞いていない。聞こえなかった。
……調停者は怒らせないようにしよう。
ガチャ
「おお!すげえ!」
まんま俺んちだ。電気の代わりに魔力を使ってんのか。
とりあえず、ソファーに寝かせてっと。
え?ベッドに寝かせてやれって?
ごめん、俺、凛華以外ベッドに乗せる気無いし。これだけは譲れない。
『……………………///』
照れてる凛華もかわゆい。
っと、こうしてる場合じゃない。飯作ろ、飯。
~魔盲少女side~
う、ん?
いい匂い、おなか減った。
「う、……ん…?」
グツグツコトコトタタタタタタタジューワー
「お、起きたか?今、飯作ってっからもうちょっと待っててくれ。」
す、すごい。ダンスを踊るようにクルクルといくつもの調理をしてる。
しかも美味しそう。ううん、絶対に美味しい、あれは。
「はい、お待ち同様。」
真っ白…。いい匂いだけど…。気持ち悪いな……。
「お兄ちゃん、これは?」
「あ~、こっちにはないのか?まあ、いい。これは『クリームシチュー』ってやつだ。旨いから食べてみな。」
……………………よし。
パクリ
「………………………………!?」
「ま、まずかったか!?!?」
なに、これ…………すっごく、
「おいしい!」
パクパクパクパクパクパクパクパク
「よ、よかった。」
パクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパク
「おかわり!!!」
「おう!……はいよ!」
パクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパクパク
「おかわり!!!」
パクパク………………
計4回はおかわりした…。
思い返すと恥かしい…。
「うん、こんだけ食べれりゃもう大丈夫だな。」
「あううう。お、お兄ちゃんの料理がおいしいのがいけないんです!!!」
お兄ちゃんは優しく微笑むだけだった。
「ああ、そうだ。魔力値と属性測るか。」
………ちょっと怖いけど、ドキドキとワクワクもある。
大丈夫。お兄ちゃんは私を傷つけないし、見捨てない!大丈夫大丈夫。
「うん。」
ポンポン
お兄ちゃんは頭を優しくたたいた。
「これに手を当ててくれ。」
お兄ちゃんがそう言って出したのは水晶だった。
よし! ヒタッ
パアアアアアアアアアアアア
「うんうん。なるほど。魔力値は3254100だな。一般の人よりもはるかに高いな。で、魔法適性が風と闇と………『捜』?………なるほど。物や人を探すのに特化しているのか。」
「えっと…………それってお兄ちゃんの役に立てる?」
立てたらいいな。恩返しがしたい。
「もちろん!これがあれば俺の目的の一つを達成できるかもしれない!ありがとな!」
ドキッ
「…………。」ポー///
ヤンデレ妹になるのは後の、いや、明日の話。
いつまでこの話が続くのか、それは作者にも分からない!( ー`дー´)キリッ




