YS3話~彼は勇者でテンプレで3~
まだまだ続きます。具体的には学校に通うまで。
あと、何話だろう。ハハハ、はあ。
「おい!やめるなら今のうちだぜ?今なら所持金全額と半殺しで許してやるぜ?」
「いや、いい。それよりも、半殺しなんて言葉知ってたんだな。そのことに驚いたよ。サルよりは賢いらしい。」
「てっめええええ!!何十回もぶち殺した後に奴隷商に売っぱらってやる!」
はあ、バカだな~。何言ってるのか分かってんのか?
確認してみっか。
「おいおい、なに言ってんのか分かってんのか?」
「ははは、今頃怖気づいたか?もう、遅いんだよ!」
う~ん、これは分かってるって思って大丈夫だな。
はい。じゃあ、恐喝に暴力未遂、殺人未遂に違法奴隷売買未遂、だな。
ふっつーに死刑か、強制労働奴隷、鉱山奴隷だぞ。
挑発かと確認したが、気づいてないみたいだし。
あ?いつ確認したって?ほら、ついさっき。
『おいおい、なに言ってんのか分かってんのか?』って言ったじゃないか。
これは『おいおい(ちょっと聞きたいんだけど)、(挑発として)なに言ってるのか(ちゃんと)分かって(その上で煽って)んのか?』って意味だよ。
ベテランなら含みに気づくんだけど……こいつらは誰一人気づいてないな。
その証拠にニタニタ笑ってるし。
審判の受付嬢の方が呆れてため息ついてるし。
「それでは、用意はいいですか?」
「おう!」
「いいよ。」
さて、スキル『格闘裏神』起動。
{了解しました。スキル『格闘裏神』を起動します。カウントダウン。起動10秒前、……5、4、3、2、1。}
「試合開始!」{起動します。}
ヴォンッ!!!
こ……れが、格闘裏神…。すげえ力だ。
調停者、効果を見せて。
{はい、スキル『格闘裏神』 種類 戦闘系格闘類 効果 格闘術の威力向上(✖150%)、手加減、不殺、闘神気 範囲 自分 時間 魔力の続く限り}
ひゅ~♪流石、神と名の付くだけのことはある。接近戦最強じゃん。
………いや、凛華には負けるかも。
だって凛華、俺より強いし………。
大体、どうやったら覇王翔○拳とか真・昇○拳とか打てんだよ。
ゲームじゃ無くて現実で放てるとかおかしすぎんだろ。
しかも小学2年で打ってたし。
そのせいで、誰でもできると思って父親に頼んで病院連れてかれそうになったわ。
凛華はバケモn
『ドンマイ☆彡私も若かったんだよ。だから、バケモノなんで言わないよね?』ゴゴゴゴゴゴ(殺気)
ひいいいい!?すみませんでしたああああ!言ってません、言ってません!
『そっか(*^▽^*)じゃあ、いいや。バイバイまたねー!(@^^)/~~~』
妄想にまで殺気をのせるなんて…凛華、恐ろしい子っっ!!!(白目)
マジパネエっす。凛華さん。
なま言いました。サーセン。
『ごちゃごちゃ言ってねえでさっさと戦え、屑。』
い、イエッサー((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
(実を言うとここまで1秒しかたってない)
そうしないとおかしいし……ボソッ
「おらあ!行くぞ!」
ダッダッダッダッダッダッダッダッダッダ
…………おっせええええええええええ!!!おせえよ、おっさん!
スキル使わんでも遅いって感じる遅さだぞ!?
「おっそ、ゴリラや猿の方が強そうだ。」
「なっ!てっめええええええ!ぶっころおおおおおおす!」
うわ~、何回目だろそのセリフ。
「はあ、その言葉しか知らないのか?馬鹿の一つ覚えみたいに殺す殺すって。脳筋だな。あ、脳筋の意味すら分かんないか。脳筋っつーのは脳みそまで筋肉で出来てる考えなしってえことだよ!」
「このっやろおおおお!」
真っ直ぐ向かってきてまるでイノシシだな。
猿にも劣る劣等種だ。同じ人とは思いたくない。
え?さっき凛華のことをバケモノって言った?いやいや、言ってない!言ってない!
凛華はもうバケモノ超えて神だから!全て!
『クスクスクスクス、同じ人間だよ。もう!刃ったら上手なんだから!もう♡』
おおう、妄想の中の凛華も可愛いな。でも、早く本物に会いたいよ。
にしても、おっせえ。もう、こっちから行くか……。
「はあ、もうこっちから行くぞ。」
殺気を向けてっと…。
「ひいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」バタンッ
「………………………。」バタンッ
「あ、あ、あ、あ、ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!」バタンッ
………………………え?
…………………………………………………………………………………………………え?
………えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!
よっわ!よえええええええええええええ!!!
なんなんだよ!殺気を向けただけで倒れるって!!!!!!
さっきまでの強気はどうしたんだよ!?
いきなり何、倒れちゃってんの!?
俺、「さあて、今からバトル開始だ!!!」ってなってたんだぞ!?
このモヤモヤをどうしてくれる!?
責任とってよねっっ!!!
…………
『刃、キモイ。ヒくわ、ドンビくわ。』
ごめんなさいいいいい!
キモイの分かってるから!知ってるから!
俺もやってから「きっも!おええええええええ!!!OTZ」ってなったけど!
そんな風にマジトーンで言わないで!胸が痛いから!恋とかじゃなく!悲しみで痛いから!
ふうふう、はあああ。
『落ち着いた?』
うん、落ち着いたよ。ありがとう、凛華。
~受付嬢(水帝)side~
「…………弱っ。何こいつら、言葉と態度のわりに弱っち―なあ、おい。期待外れもいいところだ。」
そう呟く少年。いえ、17と聞こえたから青年かしら?
何者かしら、この年であれだけ殺気を操れるなんて。
殺気を一点集中するのは難しい。それでも一定数、出来る人はいる。
でも、殺気を一切ほかに漏らさずあてるなんて!?あり得ない!
何者なの?水帝の私すら感じ取れない気配といい、あの殺気といい、この青年は一体………?
正体を知らないのは危険だわ。もしかしたら帝国の切札かもしれない。
私ひとりじゃ決められないわね。
こういう時はギルマスもとい炎帝に相談してみましょう。
「なに!?ガッハハハハハハハハハハハ!!!面白い!そいつに会ってみたいぞ!」
「……はあ、貴女の「会ってみたい」は「戦ってみたい」という意味じゃないですか!」
やっぱりこの脳筋に相談するのはダメでしたね。期待した私がバカでした。
はあ、もう受付カウンターに戻りましょう。
「あの、すみません。登録したいんですけど。」
!?!?!?
どうしてこの子が!?まだいたの!?諦めて帰らなかったの!?
どれだけ冒険者になりたいのよ。
まあ、いいわ。私がこの子を見定める。
強かったらギルマスに相談しましょ。
~刃side~
は~い!みんなのアイドル刃だよ!!!
あ、ごめんなさい、ごめんなさい。キモイの自分でも分かってるからゴミ投げないで!
ていうか、受付嬢が反応しねえ。
「あの、登録。」
「は、はい!登録ですね。登録は銅貨2枚です。」
チャリン
「これでいいですか?」
「ええ、ではこちらの用紙に記入してください。」
記入したのがこれ。↓
◆名前 ヤイバ・クレナイ
◆性別 男
◆種族 人間
◆年齢 17歳
◆魔法属性 さあ?
◆魔力量 さあ?
◆職業 戦闘士
◆武器 体・刀
◆志望動機 人探し
◆注意事項 死亡した場合責任は自分自身です。よろしいでしょうか?
大丈夫。
です!
「ふむ、魔力関係が分からないのですね。ではこちらへどうぞ。この部屋で測ります。」
「はい。」
テ・ン・プ・レ・来たあああああああああああああ!!!
よっしゃ!水晶パリン!してやるぜ!
我慢してください。もう少ししたらカルテに戻るはず。
多分、きっと、おそらく、maybe。




