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永劫不変の存在  作者: K
プロローグ
3/4

あれから

日数カウンターを見たあの日からもう何千年経っただろう。

精霊達が生まれたあの日、私は確かに昼寝気分で寝ていた。

だが実際は何十年も経っていた。これが神と同じ時間感覚かと驚いたものだが今では慣れたものだ。

私は日数カウンターを見る。


「7579年136日」


あの日から色々な事があった。

神を名乗りたいと言うものが天界を納めさせてくれと言って来たり、竜と友人になったり、精霊達が魔法なるものを発見したり、魔物なるものが現れたり、人間ほか様々な種族が魔法と共に栄えては滅びを繰り返して今に至る。

今では私を知る者はこの世界に存在しない。皆逝ってしまった。天界を納めさせてくれと頼んできた自称神でさえも二千年前に代替わりしている。その自称神も今やこの世界の人々の信仰対象。

偉くなったものだな。

これまでの話はまたいつかするとしよう。


現在この世界は安定している。この世界を創った私の友人はどんな世界かはできてからの楽しみだと言っていたような気がするが早い話ファンタジーの世界。

地球に飽きた神は剣と魔法の世界を創り出したって訳だ。

そんなファンタジーの世界で数千年生きた私は今何をしているかと言うと。

家に籠っている。あのプライベートスペースだ、あの場所だけはあの世界のどこにも属さない不思議な空間だが、あの世界と繋がる入口が何か所かある。まぁ自分で創ったわけだが。

あるところは森の奥深く、あるところは海の底、あるところは山の頂上とかまぁいろいろな場所に繋げてある。

気分転換に外出することも数百年に一度くらいはあるからな。

ただ困ったことに極稀に知ってか知らずか迷い込んできたのかそうでないのか私の家まで辿り着く者がいる。


噂をすればなんとやら、誰か来たようだ。




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