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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

コマンドー ~副業勇者~

作者:髙田田
 あの日、あの時、トラックと出会って居なければ……いや、今の俺ならば解る!!
 避けられなかった俺が悪い!!
「よ~し、蛆虫!! 考え事をするほど暇があるようだな? では、その暇な時間を使って腕立て百回!!」
「サー! イエス! サー!」
 即座に腕立てを開始する自分。そう、『己の身は己で守る』その大原則すら守れなった俺はいま、ここで訓練を受けている。
 ここは地獄より深い地獄、勇者訓練基礎過程教練ブートキャンプ。
 訓練はAM00:00時から始まり、AM00:00に終了する24時間メビウスリング式の過酷なキャンプだ。
 チート能力を与えて放り出して異世界勇者生活?
 では、チートが使えない状況になればただのボンクラだな。
 敵が想定外の方角から攻めて来たならばただのボンクラだな。
 だが、自分の教官である軍曹殿はいつ如何なる状況下でも戦えるように御指導くださるお優しい方でありました!! サー!!
 例え眼球を抉られ失明しても戦えるように御指導してくださるお優しい方でありました!! サー!!
 感動で物理的に抉られた眼球から血の涙が止まりません!! サー!!

 そして、迎えた卒業、異世界への旅立ちの日、勇者として俺は異世界に降り立ったはずだった。

 ステータス表示
 職業:コマンドー。副業:勇者。

 あるぇ? 勇者として訓練を受けたはずなのに、勇者じゃないよ俺?
 そう俺はワンマンアーミである特殊部隊兵コマンドー、副業で勇者をやっているものだった。
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