表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/13

第三話

 「うおっ………………!」


 あまりの眩しさにとっさに目をつぶってしまった。俺はもう一度目を開けると、手の中には奇妙な丸い物体が出来ていた。


 「なんだこれ…」


 俺は、その物体を見たことをなかった。その丸い物体には、四角形の形をしたマークが五重に描かれているだけだった。


 「どこにもスイッチが無いということは電子機器の類じゃないのか…。いちようここにおいておこうか」

 「ここでなにをしておる!!」

 「うわっ!?じいちゃん!?」


 いきなり声をかけてきたのは、俺のじいちゃん、剣崎隼人だった。俺は、とっさに手に持っている丸い物体を背中に回して隠してしまった。


 「じ、じいちゃん…脅かすなよ…」

 「ふん、勝手にわしの家に入っているお前が悪いんじゃ。で?なにをしてたんじゃここで?」

 「え、えっと、野球をみんなとしようとしたんだけどバットとグローブが無かったからじいちゃんの家に無いかなーっと思って…」

 「そんなものうちにあるわけないじゃろ。…ん?お前、何か隠しておらんか?」

 「そ、そんなことないよ、も、もう時間だから、帰るよ!!」

 「お、おい、待つんじゃ!まさか…」


 後ろでじいちゃんが呼び止めようとしていたが、無視をして慌てて物置小屋から出て、じいちゃんの家の門から慌てて飛び出した。


 「ふう…。ばれずにすんだ…。…つーか、今、冷静に考えると、普通に渡したらよかったんじゃ…。はぁ…」


 俺はキューブを取り出し、空中投影ディスプレイを浮かび上がらせ、電話アイコンをタッチした。ヤツ、そう武藤に電話をかけるために。


 『うっす!何だ、わが親友、彼方よ!』

 「いつの間に俺はお前の親友になったんだ。いやそんなことよりもだな」

 『おうおう!何でも言ってくれよ!』

 「じゃあ、遠慮なく言わせてもらうが、俺は野球にいけなくなった」

 『…え?彼方君、それ冗談だよね?』

 「悪いが本当のことだ。ドタキャンですまないな」

 『おいおい!頼むよ~来てくれよ~!おまえがいないと俺のチーム負けてしまうだ』


 ピッ!


 面倒になってきたから、通話終了ボタンを押してやった。


 「さて暇だな…。一旦家に帰るか…」


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ