001 ドットのステータス
「目が覚めると、ドットの画面が浮いている。」なんとも
言えない不思議な状況。
自分が数値化された世界で、どう生き抜くか、そんなことを
考えたことはあるか?
これは、そんな状況に陥ったある少女のお話である。
あなたは、異世界転生というものを知っているだろうか?
異世界で過ごし、衣食住を揃え、その世界のキーパーソンになるような、RPG的なアレだ。
私の名前は、橘 輝。
白銀の髪で、ロング 目は、ターコイズブルーの美少女
と、過大評価の自己紹介を終えるが、
私は、いま現実にいる、いるには、いるのだが、、、
「ナニコレ?」
眼の前に、ちょっと古めのゲームで見るドットのステータスが表示されていた。
「す、ステータス?寝起きに何だよ!」
急に、画面表示が反応し、
名前 橘 輝
Lv,1
体力 5
戦闘力 3
防御力 3
特殊攻撃 1
特殊防御 1
装備 コットンとナイロンの化合物
スキル 無し
称号 無し
と、表示された。
本日、金曜日…唯今の時刻、8時00分。
普通なら、遅刻確定だ〜!
うん、まぁ、気にしてられん!
私は、思春期真っ只中の中3だが、、、
支度を済ませ、パンを咥えて走る。
オイオイ、少女マンガじゃねぇんだぜぇ〜!
なんて暇もなく走る
炎天下の横断歩道を駆け抜け、近所の人を仰天させ、
犬の糞を飛び越え、少しずつ進む
一京倍も速く走った。
と、まぁメロス風にいうが、学校は信号をわたってすぐ
だから、さほど遅刻しても大丈夫!
「こんな人間がいるから、社会が駄目になるんだろうな〜」
と、自分を中傷しながら、教室に入った。
このお話は、こういったサイトに初めて投稿する
作品になります。
ちょっとパラレルワールド的な物語を
書いてみたいと、思って書きました。
ちょっとした趣味で書いたものなので、投稿頻度は、
ばらつきがあると思いますが、
良ければ読んで下さい。
名前 橘 輝
Lv,1
体力 5
戦闘力 3
防御力 3
特殊攻撃 1
特殊防御 1
装備 コットンとナイロンの化合物
(通称=パジャマor寝衣)
スキル 無し
称号 無し