表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

楼華高校バスケ部

私立楼華高校、県内屈指の強豪だ。 バスケのレギュラーメンバーが15人。

この15の椅子をめぐり部内では熾烈な練習が繰り広げられている。この部活には上下関係はなく、バスケの実力だけでレギュラー入りができるようになる。

その15人は一流の監督の元で練習できる。

それ以外のメンバーは自分たちで考え練習する。

今年のレギュラーのエース選手のプロフィール

C 198cm 100kg Pf 192cm 92kg

Sf. 190cm 83kg Sg 185cm 80kg

Pg 182cm 75kg

本当に高校生かよ‥

他の控えベンチはここまで化け物ではないにしろ。似たようなレベルだ。


俺は1年でバスケ経験も小中とある。中学ではエースだった。 俺の身長が172cm 65kg

今が成長期であることをひたすら願うのみだ‥


もちろんこのスペックではレギュラーなど夢のまた夢。


4ヶ月に一回入れ替え戦がある、二軍の中の最強の5人が一軍の最弱チームと戦い勝てば入れ替わることができる。もしくは練習のきつさに耐えられなくなった一軍からの入れ替え人事もある。


当然レギュラーでなければ公式戦には出られない。が、練習試合なら、他の県内の高校とすることができる。


一軍は練習試合も全国の強豪としかやらない。


俺たち二軍は専ら練習試合が本番みたいなもの。


二軍内の部内戦も非常に熱い。


現在二軍は30人いる、1年も3年もなく5人1組で 6チーム作れる。二軍の顧問が決めたメンバーで。


俺のチームは 3年生のpgが1人 2年生のC SF 俺が1年でsg もう一人はpfだ



これは平凡なバスケ好きの少年が、レギュラー入りを目指す物語である。全国制覇どころかスタメンすら夢のまた夢である。


隣で一軍が気合入りまくりの練習と一軍監督の熱のこもった指導が丸聞こえである。

二軍には何も言わないし会話もないが、俺たちが盗めるものも非常に多い。


一軍の練習は20時まで、二軍は18時で切り上げるが、そこからはバスケ部専用体育館の半コートは空くので20時まではダウンがてら個人練習をするのが日課になった。


練習すればするほど一軍が遠くに感じるようになってくる。目指すべき目標であると同時に全く届く気がしないような気がするのもまた事実なのだ。


とりあえず明日からは二軍部内戦でのチームメンバーとの本格的な練習が始まる。朝の風が俺の手を冷やした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ