表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
珈琲とLAKE  作者: ちかーの
1/3

タバコと乳首

どうぞ楽しんで行ってくださいな


珈琲が好きだ。


落ち着いた店内でLong Blackの香りを楽しみながら本を読んでいる時間が堪らなく至福だ。タバコがあれば尚良い。それがLAKEであるなら腹の底がフワフワするくらい幸せだ。


LAKEは良い。これがレギュラーだといわんばかりの喉を刺激する香りが肺を満たし、鼻から抜ける頃には柔らかい味わいに変わっている。一言で表すなら、好きだ。もはやこれは、愛、と言っても良いかもしれない。愛煙家とはよく言ったものだ。


しかし、俺にだって彼女がいる。気が弱い所があるが、しっかり自分を持っている女の子だ。これは浮気になるのだろうか?


愛煙家が彼女を持つ。下らないが、考え出すとなかなか止まらなかった。結局、フィルターには股が無いから二股にはならないというしょうもない結論が出た。まぁ、無機物に嫉妬する女は居ないだろうし、ま

してや無機物が嫉妬してくることはもっと無いだろうから、下らなくて結構だ。話は変わったようで変わっ

ていないが、この前大学の友達にこんなことを聞かれた。

「タバコと彼女の乳首、どちらかしか吸えなくなるとしたらどっちだ?」と。


あんまり馬鹿な質問はするなと、そんなの決まっているじゃあないかと言おうとしたのだが、言葉が出てこなかった。


………どっちだ?


それから1週間、未だに答えは出せていない。


つまり、何が言いたいのかと言うと、俺は珈琲が好きで、本が好きで、タバコの中でもLAKEが好きで、それから彼女の乳首も好きだってことだ。


そんな訳でもないが、俺は珈琲屋でアルバイトをしている。

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ