序文
序文
皆様、本日は当館にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。万聖節の前夜、悪魔が跋扈する恐ろしい夜に此処を訪れて頂いたことを光栄に思います。冬の訪れも近いですので毛布でもお掛けになって、暖炉の傍などでごゆっくりおくつろぎください。
そろそろ当館の説明に移りましょうか。当館では、この特別な夜の為に十一人の筆者様方に書いて頂いた作品をお楽しみ頂けます。作品はどれも悪魔の中でも上位の存在とも言われる『吸血鬼』に関連した物になっております。まさに今夜に相応しいとは思いませんか?
人々を惑わし生き血を啜る私達の妖艶な世界を是非ご堪能頂きたく思います。
ですがその前に注意事項がございます。当館では扱っている作品の特性上若干の流血表現などがございます。もし十五歳に達していらっしゃらなかったり、苦手だと感じることがございましたら、ご遠慮なくご退館なさってください。
それともう一つ、当館では細心の注意を払っているつもりではおりますが、従業員の粗相でお身体に痕が出来てしまう可能性がございます。痕と言いましても針……とまではいきませんがほんの小さなものですので、入館料の代わりと思ってご勘弁願えませんでしょうか。ご了承頂けましたら、次からの作品をお愉しみください。
では長々と失礼いたしました。Happy Halloween!




