第3話・依頼書
言葉おかしい気がしますが暖かい目でご覧下さい。
「まぁとにかくこれが基本的なルールだ」
「もう一つ質問いいか?」
「なんだ?なんでも言ってくれ」
「この世界は他の種族と仲が良いのか?」
「お前そんなことも知らんのか」
「いや最近村からでてきたばかりで世間に疎くて」
ここがこの世界のどこら辺にあるかも分からないのにこれは勝負に出過ぎたか?
「まぁそういうことなら仕方ないか」
よしセーフ。
「流石にこの世界にどんな種族がいるかは分かるよな?」
「……聖人種……とか?」
「種族は知っているみたいだな」
これもセーフとにかくこれ言っておけばいい感あるしな。
「人間種と仲が良いのは、聖人種と獣人種と匠人種そして仲が良いというか全ての種族に中立の機械種だな」
どの世界にもだいたいいるやつが揃っちまったな。他にどんな種族がいるのだろうか。
「あの…」
「おっとそれ以上は、俺もよくわからん。細かく知りたいなら、この街にある図書館で見てくれいろいろ書いてあると思う」
「分かった」
よしとりあえずのこの世界の目標は決めたな。まずどんな世界でも目標にしている
神話もしくは昔話など歴史に名を刻む
Uランク冒険者になること
大富豪になること
とりあえずはこの3つにしておこう。今増やしすぎると新しい目標をもし考えた時に弊害になるかもしれないからな。
「今でも依頼とかって受けられるのか?」
「あぁ、受けられるぞ、ただ冒険者になったばかりのやつは俺らギルド店員が依頼を見繕ってやるがどうする?」
「じゃあお願いするよ。俺お前のこと気に入ったしな」
「上から目線でどうも、これからもよろしくな」
◆
最初のランクなんだから簡単なんだろうけど難しさが分からないな。
そこにはガイドから貰った紙、目的と場所と報酬が書いてある紙、依頼書を持っていた。
クーフイカ草を10本とホーンラビット3匹の討伐……ね
とりあえず情報を手に入れる為にこの都市にあるって言う図書館に行くか!
一方ギルド支部では──
「ガイド先輩あの女性誰なんですか?」
「ん?あいつは男らしいぞ」
「え!?男!?あの人が!?」
「ビックリしすぎだろ、別に珍しくもないだろうに」
「いやびっくりしますよ」
「そうか……ならこの先もっとビックリすることになると思うぞ?」
「なんでですか?」
「いや、確証はないが、俺の今までのギルド店員としての経験が思ったんだ『あいつはヤバい』ってな」
「ゴクリ……」
「まぁ今考えても仕方ない仕事戻れー」
「先輩……また職員と店員間違えてます……」
「あれ?そうだったか」
ギルド支部には笑い声が轟いた。
場所は戻ってレンカは──
「ふむ、この世界は貴族制度を採用してるのかー」
本に集中していた!
◆
「あら?夜になってる」
夜って言っても今の時間は、午後7:30か…
この図書館の本持ち出し禁止だしなー
8時までいると追い出されるしな、どうしよ
「お金も無いしなー」
椅子を傾けて結構真面目に考えていると
「じゃあ私の宿に一緒に泊まりませんか?」
「うおっ!!」
ドンガラガッシャーン
という音が完全に当てはまるほど盛大に椅子ごとひっくり返ってしまった。
「痛てて」
「だ、大丈夫ですか?」
「大丈夫、俺強いし」
まぁ実際痛くは無いが貴重な情報、もとい本が落ちてしまった。ちゃんと元に戻さないと。
「それで?貴女は誰です?」
「私はスーリン、Eランクの冒険者です!」
「なるほど、俺の名前は、レンカ、昨日冒険者になったばかりのひよっこ冒険者です」
「そうなんですね」
……信用出来るのか?この世界に来たばかりで、本からなるべく情報は手に入れたが治安の良い悪いは書いてなかった。この世界の人達を気楽に信用していいのかが分からない。ガイドにだって警戒心は常に持っているし。
「何故俺を泊めてくれるんです?」
「困っていたから…ですかね」
心読は警戒度が0%の相手にしか使えない。
昨日のギルド店員だって俺を女だと勘違いして疑問を持ちすぎて警戒するのを忘れていただけ…このスーリンという人も一応こっちを警戒しているから分からない…
「…まぁ困っているのは事実だからお願いします」
「わかりました!」
表面上はめちゃくちゃ敵意も何も感じない雰囲気だが、警戒はちゃんとして俺の人間性を確かめている…本当にEランクか?半人前が多いランクって言ってたけど全然半人前じゃないんだが
「えっと、今更言うのもなんですけど、俺は男なので本当に誘ってよかったんですか?」
「知ってますよー自称男で今ギルドが賑わってるあの人ですよね?」
「いや、自称じゃなくて本当に男…」
「まぁなんとなくは分かりますよ。声は中性的ですけど、話し方は男の子ですし」
「そうですか…」
こういうタイプ…苦手だ。俺はパワーで語り合うのが得意だが正直こういうタイプは相手しずらい…
◆
「それで、なんでこんな状態に?」
「え?だから言ったじゃないですか一緒に泊まりませんか?って」
「いや?男よ男?!なんで同じ部屋なんだよ」
「貴方は悪い人ではないと勝手に判断させて頂きました」
「いや早過ぎない?そんな簡単に信用しちゃっていいの!?って」
「スヤァ」
「ね、寝てやがる!」
やっぱり…苦手だ、こういうの
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