第1話・世界渡り
「さてと、この世界は俺の来たことない世界だといいんだけど………ってこれは……はぁ……またか」
そこには、長く青い髪で男か女か分からない人がいた。服装で何とか男かな?と思えるくらいだ
「世界を越える時その世界に適応するために体が再構築される時があるけどたまに前の世界と全く違う姿になる時があるんだよなぁ。まぁそれはいいんだけど再構築すると体の大きさが変わるから動きにくいんだよねぇ」
声も中性的なレンカがそんなことを考えながらここがどこかを推察する。
この体になったのは始めてだから多分今まで来たことがない世界だと思うけど
レンカは周りを見渡してここがどこか、どんな生物がいるか、生物で今までの世界と照合して来たことがあるかないかを調べる。
「その為には生態系が分からないとなんだけど、ここってどこだろう。いくら自分が強いからって何も準備がないと心配だしな」
レンカは街道らしき道に立つ
「じゃあまずは街を探すか」
レンカはちょっと軽い気持ちで高さ300m程ジャンプする。
「うーんよく見えないなぁ。仕方ない魔法を使うか。五感強化・視覚・熱感知眼」
目に魔法陣らしきものが展開されレンカは周りを見渡す。
「おっ!人の形らしき熱源があったな、それにあれは壁かな?多分街を守る為の感じかな?」
たまに滅びてる世界とかあるからなぁ。滅びてないといいけど
◇
「さーてついたけど人はいるな、滅びてないみたいだ」
多分検問所ってやつかな?多分この世界の金持ってないけど大丈夫かな?
「次」
「あっ、はい」
「ん?坊主……嬢ちゃんか?お前、目的は?」
俺って今そんなに女みたいな顔してんの?
「この街に入ってから考えようかと」
「そうか、お前、ギルドカードか金はあるのか?」
「………ないです」
「そうか……じゃあこれに触ってくれ」
「?………分かった」
手を置くと水晶のような球体が青色に光り出す
これは!魔道具か?だいたい金だけ払えばどこでも入れたけどこの世界ではこんなのもあるのか
「うん、犯罪履歴はないな。おい坊主、これは貸しにしてやる。街で金を稼ぐなり、なんなりして何か奢ってくれよな」
「えっと……」
そう言って俺は街に入れてもらえることになった。
「ありがとうございました!絶対借りは返しますから」
「あぁ、そんじゃあ」
──ようこそ!カイラーク市へ──
どうでしたか?楽しんで行けたら幸いです。
もし楽しんでいけたのなら、下にある
☆☆☆☆☆
の評価をつけてくれると嬉しいです。
1つでもつけてくれたら私は嬉しくてどんどん作品を書いていこうと思います。
ぜひよろしくお願い致します。