俺、私達の頭の中全部見せます
今回は前回の話で出なかった人がメインです
よろしくお願いします
やぁこんにちは俺は東堂真一みんな気になるだろうから俺の三重人格について少し詳しく説明するぞ。
まず初めに俺たちの頭の中は電車だと思ってくれ。誰か一人が運転していて。外の景色はみんな見ることが出来る。
そして運転している人格以外はお互いに意思疎通が出来る。
しかし運転している奴にはこっちの会話を伝えることは出来ない。
また人格同士の考えている事は分からない。だが景色を見ることもそして外の会話も聞くことが出来る。つまり俺たちは運転者を車両から眺めていて。外の状況が映画のように伝わってくるそんな状況だ。
人格の入れ替わりは運転している奴の任意で変われる。だから見ている奴が無理矢理変わる事はできない。
運転している奴さえいれば体は動くつまり他の人格が寝ていたりしても一人でも起きていればそいつ一人で体を動かすことが出来る。
でも人格が寝ている時はその時何が起こっているかは分からないぞ。
ここまでが俺の三重人格についてだ。多分三重の奴はみんなこんな感じだと思う。まぁ、俺以外の三重人格の奴に会った事はないけど。
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あの時はこうなっていた
スポーツテストの時の脳内。
「あはよう次郎」
「おはよう真一、余り遅くまでゲームをするなよ。お前一人の体じゃないんだ体調崩したらどうする。」
「ごめんごめん、ついつい熱中し過ぎて、それよりスポーツテストどうなってる?」
「はぁ、まあいいでしょう、そろそろ終盤ですね、このままいけば全部自己ベスト更新でまた学年一位だと思いますよ」
「そうか、やっぱり新三郎はすごいな」
「そうですね」
「お、あれ二ツ橋さんじゃね」
「そうですね」
「おー、足速い流石二ツ橋さん」
「そうですね」
「勉強も出来て運動も出来て本当すごいなぁ」
「そうですね、まあ、はたから見たら私たちそうですけどね」
「そうだけど俺たちは少しずるいからな」
「そうですね、私も彼女のことは尊敬しています」
新三郎と二ツ橋さんの会話を聞いている2人
「え、いきなりあんな態度俺なんかした、もしかして俺たち嫌われてる」
「お、お、おちついて下さい私たちが嫌われてる訳ないじゃないですか」
「じゃあ何でそんなにお前あわててんだよ」
「あわててなどいません!!」
「おー、分かったから怒鳴るなよ」
「分かればいいのです」
二ツ橋がお礼を言ってきた後
「やっぱり可愛いな二ツ橋さん、お前もそう思うだろ」
ぼーーう
「おい次郎なんか言えよ」
「あ、すまない、聞いていなかった、もう一度頼む」
「だから二ツ橋さん可愛いって言ってんだよ」
「うむ、そうだな」
スポーツテスト終わり
「終わったな」
「そうですね」
「やっぱり凄いな新三郎」
「そうですね」
「後で褒めてやろうぜ」
「勿論です」
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サイド二ツ橋の脳内
スポーツテスト開始
「頑張れ凛」
「頑張って下さい」
スポーツテスト終盤
「流石凛、今回も自己ベスト更新で学年一位」
「そうですね、彼女はこの日のために頑張っていましたから当然ですね」
東堂君と凛の会話を聞いている2人
「凛ちょっと何言ってるのよ、東堂君に嫌われちゃうよ」
「凛これ以上はダメよ、もうやめて」
「お願い凛謝って」
「凛今ならまだ何とかなります頑張って下さい」
凛がお礼を言った後
「あ、凛がお礼言った」
「まぁ、彼女にしては頑張ったんじゃないですか」
「そうだな凛も成長したね」
「一体何目線ですか」
スポーツテスト終わり
「流石凛」
「頑張りましたね凛」
「帰ったらお祝いだね」
「そうですね」
どうしたか
実は頭の中ではこんなことが起きてたんですよ
面白いかったらまた続きも読んでください
1日1話で頑張っていきますので