三重人格の俺参上
私は面白いと思います
桜舞い散る新学期
今日から俺、東堂真一は高校二年だ
「おはよう東堂いい朝だな」
「おはよう新庄」
こいつは新庄翔。俺の幼馴染み俺が三重人格だと知っている親友だ。
「聞いたか東堂新学期そうそうテストらしいぞ」
「知ってるよ昨日次郎が張り切ってたからな」
俺は人格を好きな時に変えることが出来てその変えている間の記憶はしっかりとあるし人格を戻したいと思えば何時でも戻ることが出来る。
けど人格どうしの中は悪くはないから強制的に人格を入れ替えるなんてしたことはは無い。
「新庄そろそろテストだから人格入れ替えるわ」
「わかった。また後でな」
「やあ新庄テスト楽しみだな」
「俺は全然楽しみじゃねーよ次郎」
「なぜだ？テストは自分の勉強量が分かりそれを評価してもらえる最高の機会じゃないか」
「流石だなこの勉強バカは」
「次郎テストどうだった？」
「完璧と言っても過言ではないね。君はどうだったのかな？」
「そうかよ俺は赤点では無いと思う」
「では僕はそろそろ戻るとするよ」
「おう じゃあな」
「よし帰る新庄」
「真一お前のそれ凄い便利だよな」
「東堂君今から帰るの？」
彼女は二ツ橋咲。俺の片想いの相手だ。
「そうだよ二ツ橋さんも今から帰るの」
「うん、そうだよ」
「よかったら一緒に帰らない？」
「ごめんね今日友達と帰る約束してるから」
「分かったよ。また今度」
「うん。バイバイ」
「お前二ツ橋と何処までいったんだ」
「新庄まだ1日一回話せるかどうかだ」
「マジかよ。一年の時から好きなくせにまだ全然進んでないのかよ。ダサいな」
「うるさい、俺だって早く恋人になりたいけどこんな体質だし色々問題があんだよ」
「言い訳もダサい」
「新庄お前いい加減にしろよ。続けるなら新三郎に頼んで一緒にジムに行ってもらうぞ」
「勘弁してくれよあの運動バカとジムなんか行ったら俺が死んじまうよ」
「仕方ないな」
「じゃあ俺今日バイトだからじゃあな東堂」
「また明日新庄」
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私は二ツ橋咲
今日から高校二年生
「おはよう咲」
「おはよう南」
彼女は大山南。
私の幼馴染みで私が三重人格だと知っている唯一の人物
「ところでどうなの？この春休み中に東堂君となんかあったの？」
「何にもなかったよ。てゆうか一回も会ってないや」
「えー、一年生の時から好きって言ってたのにまだ何もしてないの！本当に高校生？」
「そこまで言う必要あるの？酷いよ咲」
「ごめん、ごめん泣かないでよ。ほら今日テストだよ大丈夫？」
「なんかあからさまに話し変えてない」
「そんなことないよ」
「もう、まぁいいか。テストね大丈夫だよ花が頑張ってたから」
「あー花頭いいもんね」
「そろそろテストだから変わるね」
「おはよう御座います南さん」
「おはよう花、相変わらず硬いね」
「当たり前の礼儀です」
「それが硬いのよ」
「それより先生来ますよ」
「わかった、お互い頑張ろうね」
「はい、頑張りましょう」
「はぁ、やっと終わった」
「そんな、大きなため息人前で吐くものではありませんよ」
「いいの、いいの、それよりテストどうだった」
「分かりませんが順当に行けば大丈夫だと思います」
「流石だね、花は」
「有難うございます。ではそろそろ変わりますね」
「了解」
「テストも終わったし帰ろうか南」
「うん、でも少し待ってて先生に連絡しなきゃいけないことあるから」
「分かったじゃ校門で待ってるね」
あそこにいるってもしかして東堂君友達と一緒だけど話しかけて大丈夫だよね
「東堂君今から帰るの？」
「そうだよ二ツ橋さんも今から帰るの」
「うん、そうだよ」
「よかったら一緒に帰らない？」
「ごめんね今日友達と帰る約束してるから」
「分かったよ。また今度」
「うん。バイバイ」
やったあ、東堂君と話せた。
「ごめん咲待った、さぁ帰ろ」
「そんなに待ってないから大丈夫だよ」
「そう、じゃあ帰ろうか」
「うん」
これはお互い両想いでお互い三重人格の奇妙な恋愛の始まりである
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