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8.社交界デビュー

とうとう、舞踏会(社交界デビュー)の当日が来てしまいました、、、。


あの深青のドレスに着替えて、髪の毛も少し後れ毛を残しつつサイドでアップにして毛先を巻いた感じだ。メイクも少しだけ。


オレンジのリボンがいいアクセントになっている。


そしてこれでもかと髪飾りはラピスラズリを使ったものにした。

やりすぎかな??


鏡にうつる自分を見た。うん、超絶美女。

『ルドヴィアスト様に、好きな方が、いませんように、』

そう、ポツリと口に出して言うと、いないような気がしてきた、かも。


私は赤くならない程度に頬を叩いて気合いを入れると、部屋を出て会場に向かった。


***

私はまだ婚約者がいないし、兄などもいないので、お父様がエスコートしてくれることになった。

お父様はここ最近領地の外で仕事を行っていたが、私の社交界デビューということで前日に戻ってきてくれたのだ。


さぁ、私たちももう入場する時間だわ。

扉の前にお父様と立つ。


«アリスティア・フロミネンス侯爵令嬢のご入場です»


会場に入ると、私とお父様はゆっくりと歩く。

それを、静まり返った周りは呆然と見つめていた。ああ、私は勿論見たけどね?周りの子息たちが顔を真っ赤に染めているのを。


まだ王太子様たちは入っていないみたい。

私はルドヴィアスト様以外興味ないのに!


と思っていたら、自分では格好良いと思っているつもりなのか、にやにやと顔を緩めた不細工たちがよってきた。


「ふ、フロミネンス嬢、私は△△男爵跡継ぎの_____」


気持ち悪い。


けれどここで冷たく言い放ってしまうと、そういう噂が流れて、ルドヴィアスト様に酷い女って思われるかも!!


『…、ご機嫌よう。私はアリスティア・フロミネンスですわ。よろしくお願いいたします』

そう言ってにこりと微笑もうとしたが、正直こんな奴に表情筋を使うことさえ惜しい。


まぁ、微笑み1つで何か変わったりはしないか。


結局私は笑わなかったが。

その後も次々と人がきてうんざりしていた。そして休憩するために飲み物を取りに行こうとしたその時。


アナウンスが響いた。


«皆様、お待たせ致しました。第1王子、第2王子様のご入場です»

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