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5.ドレスを決めました

仕立て屋さんが来ました!!本当にはやい!


「ご機嫌よう、またフロミネンス家に呼んでいただけるなんて嬉しゅうございます!して、今日はどのような?」


また、ってことは何回も来たことがあるのね。

お母様とも仲がいいみたい!

「えぇそれがね、娘のアリスティアに気になる殿方が出来て、今度会うことになったのだけれど、少しでも可愛く見られたいから新しいドレスが欲しいと」

お母様が淡々と説明していく。

その話はちょっと恥ずかしいんですが…。


「まぁまぁまぁ!!なんてこと!!この可愛いお嬢様をやっと着飾ることが出来ますのね!」


『え、えっと、よろしくお願い致します!』


***


「さて、どんなドレスがよろしいですか?」

仕立て屋の方が聞いてきました。この方はキャロルさんと言うらしいです。


『あ、あの…私の好きな方の瞳の色…なのですけれど、まるで夜空の星を閉じ込めたラピスラズリの宝石のような色…』

「その色がいいということね!!?」

お母様、テンションが上がりすぎです…。


キャロルさんは落ち着いて、

「なるほど、じゃあその色に近い生地をたくさん持ってきますので、どれが近いか教えてください」

と言ってくれました。


その後持ってきてくれた生地の中から最も近い色を選んで、色々決めて終了!

かと思ったのですが、ドレスに付けるリボンも作るそうです。


『そうなのですか…どうしましょう』

「そうですわ!リボンの色はお嬢様の瞳の色にする、というのはいかがでしょう?」


キャロルさんが素晴らしい意見を出してくれました!!

『そうしますわ、ありがとうキャロルさん』


「そうね〜ティアちゃんの瞳の色といったらオレンジで良いのかしら〜?」

そう、お母様が言った通り、私の瞳の色はオレンジなのだ。

『オレンジとブルー…』

「大丈夫ですわ、オレンジとブルーは結構あいますのよ?」

そう言ってキャロルさんが少し悪戯っぽく笑った。


これで今日はお開きになった。舞踏会と完成がすごく待ち遠しい!

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