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2.お母様に引かれました。

『私、この方と結婚したいわ!!!』



…そう高らかに叫んだ私。

それに対してお母様は………、

「あらーそうなの?この方?ティアちゃんってば一目惚れかしら?」


確かに素敵な方ね〜と微笑むお母様が指さしているのは明らかに先程の王子様とは違う方。


『ちが、違いますわお母様。このお方ですわ』


今度こそ、と指を指すが…

「え〜?ティアちゃんよく見てみて?この方と結婚したいの?だってこの方こんなにお顔が…」

お母様…何を言ってるんですか?この方すごく綺麗な顔をしてるじゃないですか。

もしかして、この世界は、異世界転生ものによくある美醜逆転世界…!?!


それならこの王子をこんなにも否定されるのは分かるけれど…。

でもそうだったとしたら、私のこの容姿も醜いと恐れられるのでは…?


『お、お母様!!』


「なぁに?ティアちゃん」


ごくり、と唾を飲み込んだ後、口を開く。

『私は、その、醜いでしょうか…?』


お母様は目を見開く。

当たり前だ、実の娘からこんなこと聞かれて…答えられるはずないよね。醜いなんて。


「何言ってるの、ティアちゃんはとーっても綺麗なお顔よ?この国で1、2を争うくらい」


流石にそれはお世辞じゃ…、いや、でもこの顔を見てそこまで言うのなら本当…?

そうだとしたら…この世界は、男性だけ美醜逆転した世界なのかもしれない。


それが本当なら好都合です!!私はこの美貌を活かしてこの王子様を世界一幸せにします!!ついでに私も幸せになりたい!!!(こっちが本心)


とにかくはやく王子様に会わなくては始まりません!頑張るぞ、おー!!

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