1.目が覚めると異世界で美醜逆転してました。
初投稿ですが楽しく見て行ってください。
投稿ペースは未定。出来るだけ毎日頑張ります。
誤字脱字などはご報告いただけるとありがたいです。
※ちなみに、物語内の人物の名前や王国名などは全てオリジナルです。歴史に詳しくないのでおかしいと感じてもスルーしてください。
ぱち。
目を開けるとそこは白い天井でした。
ここはどこ?どうしてこんなことになっているんだろう?私は確か死んだはずじゃ………?
記憶が曖昧な中ゆっくりとそんなことを考えていると、扉をノックする音が聞こえてきた。すると私が返事をする前に扉が開いて、すごく綺麗な女性が入ってきた。
「あら!起きたのね!ティアちゃん、大丈夫!?」
ティア……?私の事かな。でも私の名前はティアなんて外国人めいたものじゃなかったはず。だけどずっと考えていると不審がられるだろうし、とにかく何か返事をしないと。
『あ、の…ゴホッ、し、心配してくださって、あ、ありがとうございます』
返事をしようと声を出したけど、しばらく声を出していなかったのか、咳が出てしまい上手く喋れなかった。
起きたのね、という言葉の通り、きっと私は寝込んでいたんだろう。
そんな私に目の前の美女は驚いたように目を見開いて、
「ティアちゃん、お母様にそんな態度…悲しいわ」
と長い睫毛にふちどられた瞳を伏せた。
この女性は私のお母様だったらしいです。まじか。でも前までどういう態度だったかとか知らないしなぁ。
何を言っても不審がられるなら、記憶が曖昧ってことにしちゃえばいいか。あながち間違ってないし。
『その、私…今ちょっと記憶が曖昧で…色々説明してもらえませんか…?』
そんな私の白々しい態度に対し、
「あら、そうなのね……記憶が曖昧だなんて、心配だわ。分かったわ!お母様が説明してあげるわね。」
信じてくれて微笑んでくれるお母様……いつか騙されないか不安です、、、。
自称お母様、の説明によると、まず私の名前はアリスティア・フロミネンス。この国…フォレスト王国の侯爵令嬢らしい。そして私は丁度16歳になった時倒れて、今の状態だと。
『お母様、説明ありがとうございました』
「ええ、ええ。いいのよ!ティアちゃん倒れたばかりだものね」
お母様が優しい人で良かった。ほっと息を吐き出した私は、いきなり自分の姿が気になって鏡を覗き込んだ。
『…え、』
可愛い!!!?!なんて言っていいのか分からないけど、とにかく可愛くなっていた。前世の私よりも何百倍も。
で、でもそりゃそうか。だってお母様がこんなに綺麗なんだもの!…お母様GJすぎ!!!
「そうだわ!倒れる前に話をしてましたし、ティアちゃんが大丈夫そうならお見合い相手の話をしましょう!ティアちゃん可愛いから色んな人からお見合いしたいって言われてるのよ」
といってお母様がお見合い相手の写真を見せてくれる。
『ん…?』
んんん?どういうことだろう…なんか、その…顔面偏差値が…。
不細工というか、全体的によろしくない感じだ。
「お母様のオススメはこの辺りよ。なんたって国1番のイケメンなんだから!この方は第一王子様ね」
『えっ』
私の口からはもう驚愕の言葉しか出なかった。なんたってお母様が国1番のイケメンだと指を指したその男性は、顔のお肉の量が尋常じゃなくて、目も見えないくらい細い一重だし、鼻や口はそれこそ化け物のように大きい。
正直恐怖しか感じなかった。
どうにかマシな人はいないかとしょうがなく次のページをめくると、そこには紺が中心のイケメン(異世界では醜い)な王子様の姿が。先程の不細工を見た後だったからか分からないけど、私はひと目で恋に落ちた。
そして思わず、ベッドから飛び起きて宣言した。
『お母様、私、この方と結婚したいわ!』