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カスティスとユイカ

僕の中の2人はミルツによってもとの場所へと飛ばされていた。


黒服の男『…はっ!?ここは…俺たちの世界だ…』


黒服の男は白服の女に駆け寄り声をかける。


黒服の男『おい!しっかりしろ!おい!』


白服の女『んー。もうたべれないよぉ…ん?…え?…きゃー!!あ、あ、あんた何してのよー!』


ベシッ!…


白服の女は思いっきし黒服の男にビンタをした。


とても良い音が森中に響き渡る。


黒服の男『…お前、女じゃなかったから本気でぶっ殺してたからな…』


白服の女『はー!?それはこっちのセリフよ!…それでここって、私たちの世界…あ!聡は!?』


黒服の男『とりあえずマリヤ様のもとへ急ぐぞ。』


白服の女『えぇそうね。急ぎましょう。』


2人はこの世界の中心にある宮殿、つまりマリヤのいる場所へと急いで向かう。


そして宮殿に到着し、2人はマリヤのいる大広間の扉を開けた。


そこにはこの世のものとは思えないほど美しく、神々しいマリヤが大きな椅子に腰を掛けていた。


2人はマリヤのもとへ駆け寄り膝まずく。


側近A『急に入ってきたと思えば!マリヤ様に無礼ではないか!?』


黒服の男『マリヤ様!このような無礼をお許しください!急ぎのご報告がございまして!』


マリヤ『2人ともお務めご苦労でしたね。どうされたのですか?』


白服の女『聡が…聡が!cidmaの回し者に連れて行かれてしまいました!…私がついていながら…』


側近達『!?』


マリヤの側近達はざわめいていた。


マリヤ『それは本当なの?』


白服の女『はい…本当です…』


マリヤ『そうでしたか…それは困りましたね…』


たかが1人の青年が向こうの手に落ちただけで、大した問題ではないと思ったが、そうでもないようだ。


側近A『なんてことをしてくれたんだ!これでは向こうにこの先の運命を握られてしまったようなものではないか!』


白服の女『大変申し訳ありません。なんとお詫びをしてよいか…』


側近B『goshparagoカシュパラゴは終わりだ…この世の終わりだ!』


側近C『まぁまぁ、皆さん冷静に。』


側近A『冷静になれるか!goshparagoカシュパラゴの、私たちの世界の危機なんだぞ!?落ち着いてられるか!』


そうして側近達がざわめいている中、部屋の入り口が開き1人の騎士が入ってきた。


『おやおや、こんなに騒がれて、何か問題でもありましたかな?』


側近達『シルス騎士殿!』


黒服の男『シルス様!?どうしてここに!?』


シルス『おー、カスティスにユイカじゃないか!帰ったんだな!それで、あの青年は?』


そういえば黒服の男と女の名前を僕は知らなかった。

黒服の男はカスティス、白服の女はユイカというらしい。


カスティス『それが…cidmaの回し者に連れて行かれてしました…』


シルス『!?…それは厄介なことになったもんだな。』


ユイカ『シルス様、申し訳ございません…』


マリヤ『2人はよくやってくださいましたよ。こうなってしまっては仕方がありません。対策を考えていきましょう、いいですか?』


『ハッ!』


マリヤの一言で皆がいっせいに声を揃える。


シルス『しかし困りましたなぁ、選ばれし者が向こうの手に渡ってしまったのは大きいですぞ…』


マリヤ『確かに状況はあまりよくありませんね。ただ時間はあります。選ばれし者が必要となるのはもう少し先の話です。』


側近A『時間などあっという間に過ぎていきますぞ!今にでも行動に移しましょう!』


側近B『まて!人員が足りん!今動くのは自殺行為だ!』


側近C『何人かを送り込み、向こうの状況を探ってみては?まぁ送った者の命はないに等しいですが。』


そしてマリヤが立ち上がる。


マリヤ『時を待つのです!いいですね?今は時間の限り力を高め、我慢し、後して行動に移すのです!だから今は動かず温存です!わかりましたか!』


『ハッ!』


マリヤの一言は絶対である。


そこにいた全ての者がその意見に納得した。


シルス『まぁ騒いでいても始まらないですしね。来たる時を待ちましょうか。それまでに誰にも負けない力をお前達にまた仕込んでやるからなカスティス!ユイカ!』


2人『はい!シルス様!』


cidmaの奴らは相当手強い。


すごい力を持っている奴らがゴロゴロいると聞いている。


俺らもこのgoshparagoカシュパラゴでは強者と言われてはいるが、きっとそれより強大な力を持った者がいるに違いない。


だからどんなものをも寄せ付けない力が必要だ。


聡を連れ戻す為に。


カスティス『聡、待ってろよ…必ず俺らが取り戻すからな…』


ユイカ『無事でいてね…聡』


聡を取り戻す2人の物語が始まる…

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