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剣の声

カスティス『今のは…一体…』


シルス『今のが自分と向き合い、会得する技だ。』


カスティス『シ、シルス様!?』


シルス『そんな驚くことないだろぉ。ずっとドアの向こうで待ってたんだから。』


俺は目の前のことに囚われすぎて今の現状を把握できずにいた。


カスティス『私の剣が光を放っているのですが、これは一体どういうことなのでしょうか?』


シルス『カスティス、お前の心に呼びかけてくるものがなかったか?』


戦いに無我夢中になっていてはっきりとは覚えていないが、確かに誰かが俺に話しかけてきてから剣が光を放つようになっていた。


シルス『その声の主は、こいつさ。』


そうシルス様が指さしたのは、俺が騎士になってからずっと使い続けてきた剣だった。


カスティス『俺の…この剣…』


シルス『騎士に与えられる剣には、特殊な細工がしてある。その細工とは、マリヤ様のお力を入れた鉱石を使うこと。つまりお前の剣は、ただの剣ではないということだな。』


剣に使われる鉱石にはマリヤ様の魔法がかけられており、上級騎士になると剣との対話を許されるのだそうだ。


しかし、剣に魂がこもってるなど噂でも聞いたことがない。


カスティス『俺の剣はただの剣ではない…』


シルス『剣の声が聞こえたなら、次は極限の時でなくいつでも会話できるように訓練していくぞ!いいな!』


カスティス『はい!シルスさ!…』


バタっ!…


俺は体力の限界を迎え、気を失い、地面に倒れ込んだ。


シルス『おっと、出血がひどいな。今日はこのくらいにして、訓練は次回だな。』


ミラールー『お、おい!…俺は魔法も使えるぞシルス!…回復したらもう一回そいつとやらせろ!…いいな!…』


バサッ…


シルス『今回はお前の負けだなミラールー。』


シルス様は一切りでミラールーを粉々にして倒したのだった。


一方その頃。


ユイカ『あーショートケーキショートケーキ〜…ハッ!あれ?私どうしてたの?…』


ミラールーが死んだことにより魔法が解け、ユイカは意識を取り戻した。


シルス『ユイカ!お前は何をやってるんだ!馬鹿者が!』


ユイカ『あ!シルス様!ご無事でしたか!私が不甲斐ないばかりに…え?カスティス!カスティス!しっかりして!…私たちはまたしてもシルス様に救われたのですね…』


シルス『いいや、今回はカスティスがやったんだよ。』


ユイカ『え!?カスティスが!…だからこんなボロボロに…無茶しすぎよ…』


お前さえ起きていればこんなボロボロになってないわ!と言ってやりたいところだが、俺はあいにく気を失っていた。


シルス『さ!城に戻るとしよう!今回の訓練はここまでだ!早くしないとカスティスもまずいしな!』


ユイカ『はい!シルス様!』


そして俺はシルス様に担がれ馬に乗り、城へと向かったのだった。

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