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贖罪  作者: もんじろう
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7

 3人は顔を見合わせ、凍りついていた。


「お前たちが」


 謎の声は同じ内容を繰り返している。


 2回、3回、4回。


「何よ、これ!?」


 栞里が怒鳴った。


 顔が青ざめている。


「さっきの場所!」


 友紀が給水塔の土台の方向を指した。


「あっちから聞こえる!」


 栞里が動いた。


 土台を回り込み、ついさっき、居た場所へと歩く。


 栞里は謎の声が近くなるのを感じた。


 やはり、こちらから聞こえてくる。


 夜の闇の中、ぼんやりと照らす月明かりとは違う光が、地面に見えた。


 先ほどまでは、無かった光。


 栞里は、その光に近づいた。


 スマホだ。


 スマホが下に置いてある。


 3人を脅す声は、そのスマホから聞こえてくるのだ。


「これは!?」


 栞里が、スマホに手を伸ばし、触れるか触れないかというところで、背後に気配がした。


 ハッとなった栞里が振り返る。


 奈央が立っていた。


 心配そうに、栞里を見ている。


「どうだった?」と奈央。


 栞里は、スマホを指した。


「これよ」


 栞里がスマホを拾った。


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