奇跡の再開、ネトゲライフの危機
リアルの事情を入れたりしますw
ついに俺は……中学生デビューした。
いじめられっ子で根暗でネトゲが大好きな俺は中学になったら友達なんて作らずに部活も楽そうなのを選んで家で自由にしようと思っていた。だが、そんなことにはならなかった。
「じゃあ一ノ瀬君」
「あ、はい。えー、一ノ瀬春樹です。趣味はネトゲ、将来の夢は作家か声優です。よろしくお願いします」
そして自分の番が終わり、次の人。
そこまでは順調だったのだが、そのあとが問題だった。
「上原修也です。かまちょでナルシです」
この名前……聞き覚えがある!
そう、こいつは保育園が同じでまあまあ仲が良かったような気がしないでもない。
そして男子の最後から一番目の奴もなんかあれだった。
「山村大輔です」
これも保育園が一緒だった。
そしてこいつの今の性格はというと――
休み時間。
「おいデブ神」
そう、山村大輔は自分のことを『デブの神』と名乗っていた。
そんなやつになり果てていたとはとても悲しいことだ。
確かにクラスでは一番デブだし、体重も六三キロ。
俺が軽いのか大輔が軽いのか?
学校が始まっていきなりこれだ。まあボッチ呼ばわりされないだけましだ。
こんな感じで中学生生活は始まりを告げた。
†
「一ノ瀬遥です。趣味は料理と絵を描くことです。よろしくお願いします」
一方遥は特に何もなかった。
まあ小学生だし春樹のような出会いはそうそうない。
だが、問題は遥にあった。
こっちの休み時間はやばい。
「遥ちゃーん」
「おー、梨沙ちゃん」
この二人はある意味有名なカップル。いわゆる百合カップルというやつだ。
R指定のつくような領域までは至ってはいないが、キスシーンを目撃してしまったことはある。
そんな二人は奇跡的にクラスが同じ。
どちらもかわいいしモテるが、OKされる男子は生涯現れることはない。
なぜなら……
「梨沙ちゃん、いつもの場所……いこ?」
「うん」
こんな感じで、男に全く興味がないからだ。
興味がある男は兄である春樹だけ。だった。
根暗と百合っこ。そしてデブの神に自称かまちょ。
このキャラが濃いそうなやつらがそろったら何か面白いことが起きそうな気がしないでもない。
この先の春樹のネトゲライフはどうなるのか?
春樹のほうはリアルの事情を入れてますよw
わかると思いますが、遥は完全オリジナルです