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ご挨拶。
歩く花を書いて。
なんだか自分の人生観が全部盛り込めたかなあと思います。
初めて書いたもので、小説の賞に枚数制限があることも知らず多くなり過ぎ、慌てて削りに削ったものの募集枚数の中には納まらなかったという鈍臭い思い出の品です。
何年もかかって書き上げたものでしたが、ただただ楽しかったので満足して眠らせていました。
本当に自分が二十代の時に経験した恋愛、には至っていないけれども少し不思議な切ない経験が、この小説の中心にあります。
登場人物はたくさんいます。少ない方が読みやすいと思います。わかっています。
生きていれば気づく気づかないは関係なく、誰しもにたくさんの人物が関わるのが当たり前と考え、微力ながらあえて書きました。
難しいものへの挑戦はいつだって嫌いではないものです。
久しく読み直す文章を少しづつ直しながら連載していこうと思います。
お楽しみいただければ幸いです。
よろしくお願い致します。