駄文
堕落した学生の、しょうもない、救いようもない話です。
白状します。
僕はナルシストです。この6年間ずっと他人の目を気にして生きてきました。
まさに、恥の多い人生でした。
目覚めたきっかけは、小学六年生の頃でした。
当時の私は、元気ハツラツと言ってもいいほど、明るい子だったそうです。
それが、ある一言で目覚めてしまいました。
○○君って、何か明るくてかわいいよね!
当時の私は、ほとんど初めて、自分という個人に評価を下されたことに、快感を覚えました。
世間では、女子のカワイイは信じてはいけない、殆ど鳴き声のようなものらしいのです。
それからというもの、僕は自分を繕い始めました。もっといいように見られるように。もっと評価して貰えるように。
そして、それとは関係なく、ある事件が起きました。
私は当時、あるバスケチームに所属していました。
元からあまり本腰を入れてはいなかったのですが、ある2人組に、嫉妬を抱いていました。
一人は冷静で、実力はナンバーワン。県のアンダー12に選ばれるほどでした。もう一人は、センターで、リーダーシップがあり、団内ではナンバーツーでした。2人ともよくモテました。
そして私は、シュートも入らず、体力も無く、パスも上手くない。実力がクソでした。よって、私はただガムシャラにディフェンスをし、相手に押し倒されるのを狙うくらいしか、能がありませんでした。今では、それすらファールを無闇に増やすだけの、迷惑行為だったと、深く反省しています。しかし、その当時はよくディフェンスを褒めてもらうことがあり、自分の唯一の誇りでした。
それは、ある夏の日の、試合での事でした。
2クォーター目が、もうすぐ終わろうとしている時、相手の気が抜けたことを、私は見逃しませんでした。
素早く走り、ボールを奪い、シュート目掛けて一直線でした。いける、と思ったのと同時に、強い恐怖が私の体をかけめぐりました。外れる、外れてしまう、という。そして案の定、シュートは外れました。
その事により、大事な局面で緊張してしまう、ある種の負け癖が染み付いてしまいました。




