表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カスの独白  作者: めかぶ
1/1

駄文

堕落した学生の、しょうもない、救いようもない話です。

白状します。

僕はナルシストです。この6年間ずっと他人の目を気にして生きてきました。

まさに、恥の多い人生でした。

目覚めたきっかけは、小学六年生の頃でした。

当時の私は、元気ハツラツと言ってもいいほど、明るい子だったそうです。

それが、ある一言で目覚めてしまいました。

○○君って、何か明るくてかわいいよね!

当時の私は、ほとんど初めて、自分という個人に評価を下されたことに、快感を覚えました。

世間では、女子のカワイイは信じてはいけない、殆ど鳴き声のようなものらしいのです。

それからというもの、僕は自分を繕い始めました。もっといいように見られるように。もっと評価して貰えるように。

そして、それとは関係なく、ある事件が起きました。

私は当時、あるバスケチームに所属していました。

元からあまり本腰を入れてはいなかったのですが、ある2人組に、嫉妬を抱いていました。

一人は冷静で、実力はナンバーワン。県のアンダー12に選ばれるほどでした。もう一人は、センターで、リーダーシップがあり、団内ではナンバーツーでした。2人ともよくモテました。

そして私は、シュートも入らず、体力も無く、パスも上手くない。実力がクソでした。よって、私はただガムシャラにディフェンスをし、相手に押し倒されるのを狙うくらいしか、能がありませんでした。今では、それすらファールを無闇に増やすだけの、迷惑行為だったと、深く反省しています。しかし、その当時はよくディフェンスを褒めてもらうことがあり、自分の唯一の誇りでした。

それは、ある夏の日の、試合での事でした。

2クォーター目が、もうすぐ終わろうとしている時、相手の気が抜けたことを、私は見逃しませんでした。

素早く走り、ボールを奪い、シュート目掛けて一直線でした。いける、と思ったのと同時に、強い恐怖が私の体をかけめぐりました。外れる、外れてしまう、という。そして案の定、シュートは外れました。

その事により、大事な局面で緊張してしまう、ある種の負け癖が染み付いてしまいました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ