春の朝、光を浴びて
お久しぶりです
さいきんは、ずっと忙しくて
小説をかけずにいました
そんななか、この季節の早朝に外出する機会がありまして
ふと、この景色を何かに記録したいなと、カメラで写真を撮ったときに
小説のことを思い出し、書かせていただきました
また、不定期にこのように書いていこうと思っておりますので
よろしくお願いいたします
春の朝、窓の隙間から差し込んだ光で目が覚めた
まだ少し冷たい空気が部屋に残っているが、その中にどこかやわらかな匂いが混じっている
布団から起き上がり、カーテンをゆっくりと開けると、淡い金色の光が部屋いっぱいに広がった
遠くからは鳥の鳴き声が聞こえ、街路樹の枝には新しい芽が小さく顔を出している
窓を開けると、ひんやりとした風が頬をなでた
その風は冬の鋭さとは違い、どこか優しく、春がすぐそこまで来ていることを教えてくれる
通りではまだ人影は少なく、静かな朝の時間がゆっくりと流れている
太陽の光は建物の壁を柔らかく照らし、地面に落ちる影もどこか穏やかだ
外に出てみると、空は高く澄み渡り、青色がいつもよりも鮮やかに見えた
胸いっぱいに空気を吸い込むと、土や草の匂いがほんのりと感じられる
冬の間に縮こまっていた心が、少しずつほどけていくようだった
新しい季節が始まるのだと思うと、不思議と気持ちが軽くなる
特別なことが起きたわけではないのに、ただ朝の光を浴びているだけで
今日はきっと良い一日になるような気がした
春の訪れは、こんなふうに静かで、しかし確かに人の心を明るくしてくれるのだ




