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風が冷たくなった
風が冷たくなった
公園の木々はすっかり深紅に染まり
地面には赤い葉やいちょうの黄色の葉が絨毯のように広がっている道もみられる
その景色からもうそろそろ、季節の終わりだということ告げているようだった
夕暮れは早く
空は淡い橙から群青へと静かに染まり
街灯が紺色の町に灯り始める
冷たい空気が頬を撫で
吐く息は白くすぐに消える
空気が澄み遠くの電車の音が響いている
季節が確かに移ろっていく気配が風の中に漂っていた
何も語らずとも気色が心に語りかける
秋の終わりは静かで
冷たくて
少しだけ寂しい




