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シグマホワイト  作者: 東雲 静葉(きゃきゃお)
第一章
11/11

第11話 縛られた執行人

 潜伏生活を始めて一週間が経ったある日の早朝。

 まだ薄暗い中、僕は一階の居酒屋で木製のカウンターに体重を預ける様に腰かけていた。カウンターの奥では相変わらずばあさんが煙草をふかしながら新聞を読んでいる。何か小言を言われるものかと覚悟していたが、彼女は珍しく何も言わなかった。

 目の前には空になったガラスのコップ。指先でその縁をなぞりながら僕は思考を巡らせていた。

 昨晩、この店に届いた僕宛の手紙——差出人は不明で、内容はたった一言だけであった。


『早朝、話がしたい』


 その文字が書かれた紙は粗末な封筒に入れられていて、誰が持ってきたのか、いつ置かれたのか、ばあさんですら知らないという。

 内容そのものは正直僕にとっては重要ではない。

 僕にとってはその手紙が示す事実が問題であったのだ。

 僕がこの場所に出入りしていることが何者かによって既に割り出されている。

 確かに唯一雇い主の男は僕がどこに居るかを知る術を持っているが、ソレを組織の人間であろうと他者に共有することは決してない。つまり、僕の位置を自力で探し当てた人物がいるということだ。

 脳内にはどこで足がついたのか、誰かが僕を監視しているのか。と、疑念と警戒心が頭を巡る。

 初めは目の前のばあさんを疑った……金を払えば彼女は口を割ることだろう。

 しかし、少女が追われていることを話すと彼女の食事は用意してくれていた。

 今回だけは僕の味方であることを信じたい。

 僕を見つけ出した人間が組織の人間であろうと、そうでなくてもどんな人物であるのかはこの目で確認しておく必要があった。

 場合によってはここで――

 カウンターの隅に置かれた古びた壁掛け時計が針を刻む音だけを響かせている。ソレ以外で朝の静寂を破るものは、時折聞こえるばあさんの咳払いくらいだ。


「ばあさん、そろそろ裏に隠れてろ」

「…………そうするよ。アンタらに巻き込まれて死にたくないしね」


 そして、タイミングよく店の扉が開かれた。

 レールと扉が擦れる不快な金切り音が店内の静けさを乱し耳に突き刺さる。

 現れた人物は視界の隅にじわりと入り込んできた。全身をオーバーサイズのローブで包み、顔は無機質な仮面で隠されている。

 組織内で見たことのない異様な姿——ソレがかえって不安を掻き立てるようにも感じられた。

 店の入り口で一瞬立ち止まるとまるで店内を見渡すように首を動かした。

 そして、ゆっくりと歩き出す。

 音もなく近づいてきたその人物は僕の隣に腰を下ろすとカウンターに置かれたセルフサービスのお冷のピッチャーを手に取った。

 水いっぱいになるガラスのコップ――氷が浮かんで上からなだれ込む水流にその身を委ね水面で踊っているようだった。

 そして仮面がゆっくりと外される。


「…………イプシロン」

「こんなに早く会えるとは思えなかっただろうシグマ?」


 仮面の下から現れたのは見知った顔、穏やかな表情で僕を見つめる兄の顔であった。

 まったくの予想外な展開に心臓が跳ね上がる。

 表情を変えることなくジャケットの中に忍ばせた銃に手をかけると、背後から冷たい刃が僕の喉元に触れる。気配を殺し、殺気すらも消してソイツは僕の背後に立っていた。

 包帯のソイツ……彼女を追う一人だ。


「親父同様、何を恐れている……俺はただお前と話をしに来ただけだぞ」


 僕の警戒心が最高潮に達する中で状況は最悪の方向へ進んでいた。

 兄の目的は定かではないが、この状況は非常にマズい……この店のすぐ上の部屋には少女がいる。

 ソイツがこの場にいるなら目的は一つしかない。


「俺の弟だ……手荒なことはしないでもらおうか。今は話をしに来ているだけだと言っているだろう」


 イプシロンがそう命じるとソイツは大人しく刃を収め一歩引いた。

 その一連のやり取りを目の当たりにして僕は驚愕する。あのバケモノのような存在をまるで飼いならした猛獣のように従わせる兄の姿——

 刃が離れたことで僅かに息をつくことができたが、間もなくイプシロンは落ち着き払った声で続ける。


「さて、お互い持っている物は一度テーブルに置こうか……」


 彼の提案は表面上穏やかであるが、その声には一切の妥協を許さない威圧感が含まれていた。

 ソラはその指示に従うようジャケットから銃と無線を取り出し、テーブルに置いた。

 ソレを見たイプシロンは小さく満足げに頷き、自らも懐から何かを取り出す。銃やナイフのような凶器の類ではなく、大きな袋であった。


「この前、お前と会った時に話したよな?親父が最近何かに恐れ慎重になっていると」

「……うん」

「お前は何に恐れているかわかったか?」


 その言葉に一瞬胸の奥がざわつく。

 実のところ、その問いに対する自分なりの答えは見つけつつあった。しかし、その答えに確信を持てるほどの材料は持っていない。

 だからこそ、僕は無言でその問いをやり過ごした。


「まあ、お前も成長して察することができるようになったみたいだな。ソレが正解かどうかはまだ判断できないようだが」


 イプシロンはわずかに口角を上げるとテーブルの上に置いた袋を僕の方へ滑らせた。


「俺もとあるクライアントから重要な仕事を受けた」


 彼の言葉の真意を測りかねるまま、僕は慎重に袋を手に取る。

 そして中身を確認したところでソラは眉間に深い皺をつくり、反射的にイプシロンを睨みつけていた。

 ブロック状に包まれた白い小包――いや結晶の塊というべきだろうか。


「コイツはまさか……!おい、ふざけるなよ。これが何なのかわかってて持ってきたのか!?」


 驚愕と怒りが一気に沸き上がり、イプシロンの胸ぐらを掴み珍しく声を荒げていた。

 しかし、彼の瞳は冷静でこちらの感情をすべて見透かしているかのように見つめ返す。


「落ち着けよシグマ……」


 イプシロンは静かに僕の手を解こうとするが、その手にはまるで力が入っていない。


「お前もわかるとおり、そのまさかってヤツだ。俺はクライアントとビジネスをしている……そして、今日は大人になったお前ともそのビジネスの話をしようと思っている」


 平然とした顔で答える。

 袋の中でブロック状に積まれた複数の白い塊――それは組織では禁忌の品に定められていた薬物であった。

 言葉にするのが怖い、自分が何を見せられ直視しているのか認識するのが恐ろしかった。しかし、ソレ以上に恐怖を感じたのは目の前にいる男がこれを平然と僕に見せているという事実だった。

 組織において薬物の取り扱いは禁じられている。ソレを破ればどうなるのか、その多くの違反者たちを裁いてきた者であるからこそソラにとっては意味が重かった。


「正気なのか……?」

「ああ、お前が思っている以上に俺は冷静だよ」

「じゃあ、なんで」

「知っているはずだ……こういうモノが世の中でどれだけの価値を持つのか。そして、どれだけ多くの血を呼ぶのかをな」


 薄く笑みを浮かべながら続けた。そして、どこか楽しむような口調で付け加える。


「俺はクライアントと組んでこの薬を売りさばいている。おかげでいい儲けだ」

「アイツが仲介して許可したってのか!?」

「いいや、親父は関係ない……俺が独自にパイプをつなげた。言っただろう?これは大人のビジネスなんだよ」


 イプシロンは冷笑を浮かべカウンターに背中を預ける様に深く腰掛けた。その余裕のある態度が逆に僕の中に嫌な予感を植え付ける。

 この男……僕をその仲間に引き入れようとしている?

 視線を鋭く向ける僕を前にしてもイプシロンは全く動じない。その態度が何より厄介であった。


 一体どれだけの組織の人間がイプシロンに協力している?

 他のナンバーズは彼に手を貸しているのか?


 『モグラ』、『内部の怪しい行動』、あの男が口にしたワードが何かつながった気がした。

 疑念は次から次へと膨らみ続け、止まることを知らない。

 皮肉なことに――その疑問は同時にボスが恐れていた何かにも近づいている。

 そして姿を現したのは執行人シグマの瞳。

 組織の掟を破った者を裁く執行人。ソレは組織内で唯一ナンバーズのシグマにのみ許された役割だ。どんな権力を持つ者もその掟には逆らえないのが常識であった。

 しかし、この男——イプシロンは違う。


 僕は迷わずテーブルに置かれた銃を手に取りイプシロンの額に向けた。

 背後でソイツが動いた気配があったが、ソレをイプシロンは制しまっすぐな瞳で僕を見つめる。


「どうする縛られた執行人(・・・・・・・)……お前はここで俺を撃つか?」


 その赤い瞳がまるでこちらの内心をすべて見透かすように輝き、その口からは挑発の言葉が続いた。

 確かに僕、執行人のシグマは掟を破った者を裁く権利がある。目の前にいるイプシロンはその掟を堂々と踏みにじった裏切り者だ。

 今この場で彼を始末することができれば、掟に背いた者として裁きは下せる。

 だが――。

 執行人に対する掟にはもう一つ厳然たるルールがある。


『執行人はボスからの直接の依頼がない限り、行動を起こしてはならない』


 縛られた執行人——その言葉のとおり、執行人としての人格であるシグマは掟に縛られていた。

 ボスからの指示がない今、僕が独断で彼を裁くことは掟に反する行為であり、僕自身が掟を破ることを意味している。


「だから、このタイミング……もしもの手段がこれなんだね」

「当然だ。お前は掟を何よりも重んじる……だから執行人はお前しか存在しない。そんなお前は、親父が姿を隠したことで俺を裁くためにその掟を破らなきゃいけなくなる。これ以上に滑稽な状況はないだろう」


 その言葉に手の中で拳銃を握る指が微かに震えた。


「親父も言っていただろう?歯車が動き始めてしまったんだって」

「聞かせてくれ……掟を破ってまでお前が手に入れたいものは何だ?」

「…………殺しばかりじゃ飯がマズくなるだろ?もっと美味いモンを食いたいだけだ」


 イプシロンはにやりと笑い、テーブルの上に置かれた白い結晶の塊を軽く指で弾いた。

 その言葉は完全に壊れた者のモノだった。

 倫理も理性もかつて彼を支えていた誇りすらも、すべてを捨て去った者の言葉。狂気に身を委ねた彼の瞳には一片の迷いも感じられない。

 ただ、底知れぬ虚無と歪んだ欲望だけが渦巻いている。


 堕ちたな……。


 目の前にいる男はもはや、かつての兄ではない。僕が尊敬し、その背中を追い続けたイプシロンの面影すらそこには見当たらない。

 ただ一人の裏切り者—―壊れた者だけがいる。


「お前は掟を破り、組織に混乱をもたらす存在」

「裁き?ソレは誰が下す……親父か?それともお前か?」

「…………掟に従い選ぶ権利を与える」


 シグマの指がハンマーに掛けられた。


「勘違いするな……選ぶ権利を与えているのは俺だ執行人。掟を破った兄を裁けるならその掟に従い裁いてみろ――いや、無理か。所詮お前は親父の作った鎖に繋がれた“番犬”に過ぎないんだからな」

「…………黙れ」

「親父の命令なしには何もできない従順な駒だ。ソレで何を守るつもりなんだ?親父が恐れている“何か”から、お前が重視する掟が組織を守れるとでも思っているのか?」


 その言葉は鋭い刃となって、ソラの胸に深く突き刺さった。

 彼の言うとおりなのかもしれない――そう思った瞬間、掟を守り続けてきた自分が無意味に思えてしまう。

 秩序を保つための柱であり、自らの行動を正当化するための指針であった掟。

 しかし今、イプシロンの言葉によってその柱はぐらつき始めている。

 掟に従うことは本当に正しいのか?

 自分が守り続けてきたものはただの幻想だったのか?


「さあ、お前の判断は何を選ぶ?」


 店内の空気が張り詰め、わずかな動きすらも緊張を高める要因となる。

 イプシロンは腕を組み、目の前の弟が下す決断を楽しむように待ち構えていた。やがて、心の葛藤に決着をつけたソラの瞳は再び執行人シグマのモノへと変わる。

 憤りでも怒りでもない、ただ静かな覚悟が宿った瞳。


 次の瞬間、銃声が朝日が昇り始め喧騒の広がるハルベイドの街に轟いた。

 この街で銃声は特別なことではない、誰も足を止めず、誰も振り返ることはない。

 シグマの放った一発はイプシロンの脇を通り過ぎ窓を割った。ソレが彼の答えで、イプシロンの表情には驚きではなくむしろ楽しむような笑みが張り付いていた。


「これが僕の答えだ。お前の提案に乗るつもりもない……さっさと消え失せろ」


 その声には揺るぎない決意があった。

 掟に従いながらも自らの意思を示す。これがシグマの選んだ道であった。


「そうか。残念だよ……信頼する数少ないナンバーズ――それも家族のように愛していたお前に俺は拒絶されたということか」


 銃声を聞きつけ裏から飛び出してきたばあさんを確認すると、イプシロンは立ち上がり背後に控える包帯まみれのソイツに合図を送った。

 もうここに用はない。

 音もなくソイツの気配と姿は消え去り、イプシロンもまた店を後にする。

 そんな背中を見送りながらソラは、胸の奥に残る思い感情を抱えて立ち尽くしていた。撃てなかった自分への後悔と、それでも掟を守り抜いた決意。その狭間で揺れ動く心がやけに苦しかった。

 扉が閉まる音が響き、再び静寂が訪れた。


――キーン


 神経をすり減らし状況の把握をおこなおうとカウンターの椅子に腰を下ろそうとしたその瞬間、外から微かに響く甲高い金属音が耳を捉えた。

 ガラス窓やその枠が微かに震えているのが感じられる。

 しかし、それは風が運ぶ自然の音ではない。

 不自然、その文字が示すようにどこか不気味で人工的、鋼鉄が擦れ合うような音だった。

 耳の遠いばあさんは何事もないかのように仕込みを続けている。

 だが、ソラは違った。

 その音の向こう側に潜む鋭い殺気を敏感に感じ取る。

 微かだったその音が瞬く間に拡大し、周囲のすべてが揺れているようにも感じてきた。


「——ッ!?ばあさん、伏せろ!」


 ソラは咄嗟にカウンターの裏に飛び込むと店主を地面に抑え込んで、真下に広がる二人分の影を掴み実体化させマントのように翻す。

 ソレとほぼ同時であった。

 急激に加速を始めた金属音の高音が頂点に達した次の瞬間、爆音がすべてを吞み込んだ。

 聞こえていた不自然な音は回転式機関銃がその銃身を回転させる音で、その怒涛の連射音が襲い掛かる。耳を(つんざ)く轟音に続き、弾丸が窓や壁に突き刺さり砕けたガラスや破片が四方八方に飛び散る。

 鉄筋やコンクリートが無慈悲に削り取られる音が鳴り響き、建物そのものが震えているのがわかる。

 まさに破壊の旋律、地獄の機械が命を刈り取るために動き出したようであった。

 弾丸が着弾し反射する弾む音や建物の基礎を破壊する音が数十秒続き、やがて柱を失い不安定になった建物は音をたてて崩壊をはじめた。

 その後、静かになったことを確認し体を覆い隠していた影を手放すと、自分の頭上に重なる瓦礫を押し退け外の状況を確認する。既にそこには機関銃を持った者の姿はなく、騒ぎを聞きつけた野次馬が群がっていた。

 僕はすぐに少女を探し始めた。


「どこだ!どこだ!返事をしてくれ!」


 重たいコンクリートや鉄骨の瓦礫を掻き分け、荒れた呼吸を整える間もなく掘り起こす。


「嬢ちゃんはいたか!?」


 ばあさんの声は聞こえたが、それどころではなかった。

 探しても現れない少女に、目の前にある現実がじっくりと僕の精神をかき乱す。


 さっきまでヤツがいた……。

 脳裏に浮かぶのは少女を追っていた謎の存在。包帯から覗く深紅の瞳が笑みを浮かべていた。

 ヤツだ……アイツらは一緒にいた……目的はこれだったんだ。


 彼の胸を満たしているのは憤怒、憤懣(ふんまん)、そして屈辱。

 自分が信じた者に欺かれた悔しさと、守るべきものを奪われた無力感がないまぜになり理性を蝕むように膨れ上がっていく。

 思考が灼熱に飲み込まれた時、呼吸は荒く、視界は瓦礫と砂塵に霞む。


「あ、ああ……ああ!クソッ!クソッ!クソッ!クソッ!クソォォォォ!」


 怒りが燃え広がり全身の血が沸きたつ。

 瓦礫の山に立つ柱を力任せに殴り続け、珍しく少年は感情をあらわにした。

 屈辱以外の何物でもない。この状況を招いた自分への嫌悪、目の前で崩れ落ちるものをただ見ているしかできなかった己の無力さへの憎悪。そして、その姿を高みから嘲笑うかのように去っていった裏切り者への殺意。

 理性を超えた感情が全身を突き抜ける。

 胸の奥底に渦巻くのは一点に向けられた破壊衝動。そして、その先にあるのは復讐だった。


「…………ばあさん。保険には入ってるのか?」

「入っているわけないだろう」

「そうだよな…………僕が帰ってくるまでに損害の総額計算しとけよ。きっちり報酬から払わせてやる」


 立ち上がったソラの体には瓦礫の破片が付着し、かすり傷から滲む血が赤い筋を描いていた。しかし、彼はソレを気にする様子もなくゆっくりと震える手で自分のジャケットに触れた。

 組織のエンブレムである薔薇が刺繍されたジャケット――ソレは彼がこれまで背負い続けてきた使命の象徴である。執行人として生きるための誇りであり、己を縛る掟の証でもあった。

 だが、今は違う。

 この戦いは復讐だ。個人的な感情による戦いであり、組織の名を背負うものではない。

 もしかしたら、イプシロンはこれを狙っていたのかもしれない。

 その真意を理解して尚、ソラはジャケットを脱ぎ裏返してエンブレムが隠れる様に袖を通し直す。

 まるでその象徴を隠すことで執行人としての自分を封じ込めようとしているかのようだった。

 掟を背負う執行人としてではなく、ただ一人の人間として自らの感情の赴くままに動くという決意。ソレは同時に組織から一時的な離脱、己が行為に組織を巻き込まないという誓いでもあった。


 突如息を吹き返した世界を回す歯車と共に、ナンバーズ最強の存在が復讐を原動力に動き始めた。

諸事情により次回更新は少し先になります……

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