魔王襲来?
まだまだ続きますよ~!
また欲求不満になってきたので。
発散します。
「グギャァ!」
ボロッちぃ剣を振るって来るコブリンども。
だが、俺の剣に一刀両断されるがいい!
「おうらぁあああ!」
剣を一振りし、ゴブリンを何体か倒していく。
が、何体倒してもキリが無い。
「おい…。キリが…!ねぇぞっ!」
気付けばかなりの料のゴブリン共が俺の周りを取り囲んでいた。
そして、なによりこのプラチナ色の剣に、鎧が物凄く重い。
動けない程でも無いが…。
物凄く重い。
「そろそろ…無理か…」
『時計の靴の様なボタンを押して下さい。』
「あぁ?あぁ…わかった…。」
言いなりにボタンを押す。すると。
『finishkick!!』
前は気にしていなかったが、男の人の声になってる…!?
俺は何もしていないのに、体が勝手に動きだし、物凄い跳躍力で飛ぶと、キックのポーズになると、剣が1本俺の足…靴の裏に着き、キックをする。
すると、足に炎が出てくる。
ん?大丈夫か!?
そして、着地すると、爆発が起こった。
それで大半のコブリンを倒したらしく、ほとんどのコブリンはいなかったが、
さすがに強い奴はいるらしい。
それでも立っている『人間』がいた。
ん?人間?
「おーい。大丈夫でしたか~?」
「ふふはははは!大丈夫に決まっておろう。我は魔王、ノプラウス・ライテンだ。魔王ライテンとでも呼ぶがいい。」
「ま、魔王…!?こんなところで人生終了か…」
「待て、我はそんな生まれたての勇者をすぐ殺す様な魔王ではない。ズルイ事はしない主義なのだ。」
……なんか…まぁまぁいい人そうなんだが…?
てか人間なのに魔王なのか…?
「さて、生まれたての勇者よ」
「ん?待て、俺は勇者なんかじゃ無い。だから返らせて貰おう。」
「は?」
魔王の少年…ライテンは、ぽっかりと口を開けているが、俺は女神にそんなの聞いてないし、やれと言われても脅されない限りかっこよくなるための修業を行う。
「いやいやいや、勇者もみんなから慕われるんだぞ…?」
「でもそれって…勇者は金持ってるから…って来そうですよね?」
「ウッ。」
「それならおまえ…!勇者じゃ無いっていうなら殺すぞ!」
「あれ?生まれたての勇者を殺さないんじゃ無いんですか?貴方が少しでも勇者だと思ってるなら殺すの辞めておいた方がいいんじゃないんですか?」
「ぐぬ…。好きにしろ!」
「それでは人の町に行かせてもら…「そんな格好でいくのか?」
あ、そうだった。俺変身中か。
「変身解除。」
『……言いませんよ。勇者と認めるまで』
「おわ!?機械が喋った!?」
物凄く物珍し気に見る魔王…。
「…なら外す!」
『外されてたまりますか!』
「わかったよ。俺が勇者でいいからはよ外れろ!」
『…ボタンを押して時計を反対周りに回して下さい。』
ボタンを押して…時計を反対周りに…!
『Untransformation』
と、男の人が英語で言うと、剣と鎧が空へ飛び立ち、スーツとベルトが指輪に吸収された。
「へぇ…それで…君は勇者ということで…。」
「あ…。」
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満足。