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5

あれから彼女――リーフェと言うらしい――に色々質問してから元の場所に戻ってきた。


リーフェ曰く、このまま川沿いに進めば僕にとって住みやすい場所があるそうでそこに住めばいいと言っていた。

それと、川沿いを今までチマチマ進んでいたが能力値が異常に上り、今だと半日も経たずに森を抜けられるとか。走ればもっと速いらしい。


まずは、自分の身体能力がどこまで上がったかたしかめてみた。




「どんだけ上がったらこんなになるの…。」


試した結果、軽くジャンプすれば3m位飛び、走り出せば時速80km程の速さが出るようになっていた。

身体能力を上げる魔法があるらしいがそれを使わずこれだ。


「意外とここではこれが常識なのかも…。」



……いや、ないない。

自分で言ってみたけどそれは無い。

これが常識ならここの一般人屋根飛び越えられることになっちゃう。


え、無いよね?



五感も上がったのか周囲の音がよく聞こえ、遠くがよく見える。自分からどれぐらい離れた位置に生き物がいるかが感覚的に分かるようにもなっていた。

これなら危険そうな生き物にも合わずに行けそうだね。


自分の体がすごい進化を遂げたことに戸惑いがあるもののこの世界で生きやすくなったことは良かったことだ。



「とにかく進もうか。」





色々能力値が上ったおかげで4時間ほどで森を抜けることができた。

途中でなんか猿みたいなのと目が合ったけどすっごい驚いた顔してた。まあ3秒ぐらいで通り過ぎたけど。


森を抜ければ、雑に補整された道があって結構遠くの方まで続いている。


「ここを進めばいいのかな?」


リーフェはそのまま行くとつくっていってたけど…。

周りを見ても草しか生えてない、のでこの道をとにかく進むことにした。




_________




「行っても行っても景色が変わらない…。」


ずっっっと草。あれからこの数時間草と砂利しか見てない。たまに岩があるけどそれも見飽きた。

身体は全然余裕だが、精神的にきつい。進んでいる感じがしない。


「森は見えなくなったから進んではいるんだろうけど…。あ、なんか見えてきた!」



何やら四角い建物のようなものが見える。それに戦ってるような音も。


「何々?何やってんのかな?」



景色が変わったことに喜びを感じつつ息をひそめて近づき近場の岩に隠れ様子を見る。



「ヒャッハー!諦めて金目の物と女を寄こせや!!」

「くれたら引いてやるよ!!」

「くそっ!」

「なんでこんな所に盗賊がっ!」




「いや、ほんとに何でここで盗賊出るの?」


ここ草原だよ?木ないよ?あっても人ひとり隠れれる岩ぐらいだよ?というか襲われてる側も何で気づかなかったの?

こういうのって異世界に来た主人公が森の中の道を進んでるときに起きるものだよね。草原じゃダメだよ。主人公来ないよ。もっと先にある僕がいた森でやらないと。


びっくりしすぎて思考が変になっている中、馬車側がそろそろやばそうにになってきた。周りにいる騎士らしきものはあと4人。



「ん~どうしよかな。」


あと三人。


「服汚れたくないしな~。」


二人。


「でも情報ほしいしな~。」


一人。あ、死んだ。


「しょうがない助けようかな~。」


盗賊が馬車の扉を破る。


「あ、待って。別に馬車の人に聞かなくても盗賊に聞けばいいじゃん。じゃ、いっか。」



盗賊が馬車の中に入り男一人と女性二人を引きずり出す。


「やめろ!彼女らに手を出すな!!」

「男は死ね!!」

「がっ!!」

「貴方!」

「パパ!」


男を殺した盗賊たちは女性らの服を破き始める。


「いやっ!やめなさい!!」

「ママっママっ!!助けて!」



「え、まさかここでヤるの?それはやばい。」


おもに僕の精神が。



「僕にそんな汚いのを見せないでっ。」


地面をけり女性の服を破っている盗賊の頭を蹴り飛ばす。


あ。


パンッ!




頭がはじけ飛んでしまった。


「うわ、加減間違えた。血被っちゃたし。きたな。」




生存能力

能力値や称号のこと。教会に行くか特別な装置で見ることが出来る。稀に他人の生存能力を見ることができる人もいる。

主人公は魂に刻み込まれたため見ることができない。


種族などは別。


能力値

ATK、MPとか色々数字で表したやつ。



生存能力書くの面倒くさいから書くかわからへんけどもし書いてたら頑張ってんな〜って褒めてくだせい。(誤字無し)

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