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頬に伝う雫(???)
貴方という存在があるから、私は息ができるのです。
貴方の瞳が私を見つめ、私も貴方を見つめ返せば世界は閉じる。
ねぇ、だから貴女はいらないの。
囀る声すら煩わしい。
耳を塞ぐくらいなら、そっと締めてあげる。
貴方を見つめるその瞳を、綺麗にくりだしてあげる。
それがかなわないのなら、彼らと好きなところへお逝きなさい。
白薔薇の花束を黒いリボンで結んで貴女に捧げましょう。
何万もの葬送で彩るなら貴女も寂しくないでしょう。
それでは皆様、ごきげんよう。