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ティアドロップを抱きしめて  作者: amanokaeru
6/7

頬に伝う雫(???)


貴方という存在があるから、私は息ができるのです。


貴方の瞳が私を見つめ、私も貴方を見つめ返せば世界は閉じる。




ねぇ、だから貴女はいらないの。



囀る声すら煩わしい。


耳を塞ぐくらいなら、そっと締めてあげる。


貴方を見つめるその瞳を、綺麗にくりだしてあげる。




それがかなわないのなら、彼らと好きなところへお逝きなさい。


白薔薇の花束を黒いリボンで結んで貴女に捧げましょう。


何万もの葬送で彩るなら貴女も寂しくないでしょう。








それでは皆様、ごきげんよう。





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