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ショートストーリー

200文字小説・永遠の眠り

 男は一ミリも動かなかった。さっきまで元気に笑っていたのに、言葉ひとつ話さなくなった。

 男の側にいた女は、直立不動の男の前で泣きじゃくっていた。


「どうしよう……私が仮眠をとってた間に誰かに術をかけられたのかしら……」


 女は覚悟を決めたらしい。


「待ってて! 私が術者を取っ捕まえて絶対に戻って来るから!」






「そいつ寝てるだけだぞ」


 彼女は通りすがりの男につっこまれた。

 これは深夜3時のオンラインゲームのお話である。


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