宵闇の空
詩(?)です。現時点での等身大の自分を表現しました。短いのでお暇でしたら是非読んでみて下さい!
今宵の夜空もまたあはれ
そうしてオレは深夜、家のベランダで覚えたての古語用語を中途半端に使い、空を見上げる。
現在17歳。健全な高校二年生。
青春ど真ん中って感じかな。
高校に入ってから出来た習慣。
でも別に暗い奴って訳じゃない。
独りで深夜に黄昏れる高校生なんてゴマンといる訳で、オレは別に特別じゃない。
って言い訳してみる。
誰に?
自分に?
いつのまにか、家族が寝静まった夜中にベランダで夜空を見上げるのが日課になっていた。
オレは夜中のベランダが好きだった。
真っ暗な空
季節により変わる星座
周辺の家から微かに漏れる光
時々通る車や人
そして吹き付ける夜風
漆黒の闇の中に一人佇みながらも、確実に流れている時間。
闇の中で考える。
学校の事
将来の事
過去の思い出
−あーあ、彼女が欲しい
−大学生になったら一人暮しがしたいなぁ
−勉強ダルい〜
−明日の部活に鬼コーチくるのかなぁ
−もっと遊びてぇ
−金が欲しいなぁ
−・・・オレ、こんなんでいいのかなぁ
下らない妄想や、迫り来る不安の中で、オレは悩み、考え、生きていく。
十年後の自分がどうなっているのかなんて分からない。
だから明日の事だけ考えよう。
時には過去を振り返りながら。
そうすれば十年後、オレはオレのなるべき自分になっているはず。
後悔しないように生きよう。
と言うより、オレはオレの選択に後悔はしない。
だってオレの選んだ道だから。
なんて格好でもつけてみる。
こうやって生きている今は、青春。
これがオレの人生において、どれだけ大事なモノなのかは分からない。
青春という道を走っている途中では、そこがどんな道なのか分からない。
道を走り終えて振り返ると、走ってきた道々の景色は絶景なのだろうか。
でもまぁオレは、この道を全力で走り抜けようと思う。
物思いに更ける深夜のベランダ。
夏は暑いし、冬は寒い。
そんな憩いの場で独りオレは、悩み、黄昏れ、妄想する。
明日また全力で走る為に。
今宵の夜空もまたあはれ
お読み頂き有難うございました!初投稿なので、下手な文だったとは思いますが、今の自分自身の気持ちを精一杯表現しました。感想など頂ければ幸いです。