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「1本の枝から始まる魔王征✖︎精算」

作者:kench

---100年前---

世界の成り立
この世界は、人族、魔人族、獣人族の三大勢力によって均衡が保たれていた。
しかし、突如発生した大規模な地殻変動が、その均衡を崩した。
魔人族の大陸では、地表から魔力元素が噴出し、生態系が大きく変化した。
魔人たちはこの過剰な魔力に適応し、やがて「魔神族」として進化を遂げた。
その力は、これまでの三大勢力を遥かに凌駕し、魔神族は他種族の領土を侵略し始めた。
そして現在、人族は3大国を中心としてその侵略に対抗しているが、世界は混乱の渦へと飲み込まれていった。
そして、この混沌とした時代の中、一人の“冒険者”が歴史を変えることとなる——

ハラルド王国の西にある、小さな村。
人口は200人ほどの小さな共同体で、住人たちは互いに助け合いながら生活していた。
ウェル・アリューも、そんな村の中で育った。
狩り、畑仕事、木工、ちょっとした魔法。
村ではなんでもそつなくこなせた。だからこそ、将来を期待されていた。
——しかし、そんな小さな村の中での「万能」は、冒険者の世界では何の強みにもならなかった。
ウェルの夢は、魔王を倒すパーティの一員になること。別に、自分が魔王を倒すつもりはない。
自分はそんな大それたことをできるとは思わないが、そこそこはできると思っている。
そんな事は一握りの人間だけ。
ただ自分はその一握りの少し下くらいにはなれると思っている。
「例えるなら、スタメンではないけど、ベンチにはいるメンバーの一員」
そんな感覚だった。
主役にはなれなくてもいい。
だが、魔王を倒す瞬間に立ち会える立場にはなりたかった。
そのために冒険者になり、努力を続けた。
——だが、現実は甘くなかった。
冒険者、商社の設立
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